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「人はいるんだけど」 アメリカ人が日本で違和感を覚えた、意外な瞬間とは
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日本を訪れる外国人は、美しい景観や豊かな文化だけでなく、社会全体に行き渡るマナーやルールの徹底ぶりにも関心を寄せています。そんな日本の日常を体験し、魅力を発信している、アメリカ人YouTuberのジェイソンさん。8回目の訪日を果たし、妻のリネルさん、息子のエライジャくんとさまざまな体験をしています。今回は、初来日した弟のスペンサーさんとその妻・アレックスさんが合流。夜、滞在先のアパートへ向かう道中でスペンサーさんはあることに気づき、とても驚いたようです。
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夜道で気づいた日本の静けさ
スペンサーさん夫婦を、滞在先のアパートへと案内したジェイソンさん一行。暗い時間帯だったこともあり、周囲への配慮が必要な状況です。スペンサーさんは、スーツケースを転がす音が響くことに気づき、持ち上げて移動します。
その瞬間、周囲の静けさがより際立ちました。スペンサーさんは実感を込めて語ります。「スーツケースを転がすのをやめてから一気に静かになった」と、音を立てないことでの変化を体感した様子です。
周囲を見回しながら「人はいるんだけど」と、人通りがあるにもかかわらず静かな環境に、驚きを隠せませんでした。
日本への敬意を込めた姿勢を明かすジェイソンさん
すると、ジェイソンさんが日本でのマナーについて説明しました。
「日本の人たちはね、外国人が来てルールとか文化をきちんと守ってくれるとうれしいんだ。そのひとつが『静かさ』なんだよね」
公共の場での静粛さが重視される日本。その文化を伝える一方で、残念な現実も口にします。
「でも、実際はたくさんの外国人がすごくうるさくて迷惑だったりもする。だからね、僕らは来たときは、できるだけちゃんとマナーを守ろうって思っている」
日本で静けさや秩序が保たれている背景には、幼い頃からの教育や、周囲への配慮を重んじる文化があります。そうしたなかで生活することで、公共交通機関ではスマートフォンなどでの通話を控え、歩きながらの飲食を避けるなど、他者の快適さを優先する行動が自然と身についているのです。
また、夜間の騒音や路上でのゴミのポイ捨てなども、社会全体で抑制されています。こうした意識は法律による規制だけでなく、互いを尊重し合う精神から生まれているといえるでしょう。
そんな、日本の秩序ある環境に感銘を受けたジェイソンさんは、敬意を持って行動しようと決めているようです。
動画のコメント欄には、「ジェイソンさんが日本のマナーを意識して守ってくださるのがうれしいです」「日本をリスペクトしてくれてありがとうございます」「スーツケースの音鳴らないように配慮してるの優しい」といった温かいメッセージが並んでいます。
(Hint-Pot編集部)
