日本には、四季折々の美しい風景が数多く存在します。なかでも、堂々たる名峰は、外国人にも深い感動を与えているようです。駐日デンマーク王国大使のヤール・フリース＝マスンさんも、日本の自然の美しさに魅了されているひとり。日が暮れる頃に目にした光景に心を動かされ、自身のX（ツイッター）アカウント（@DKAmbassadorJP）でその感動を報告しました。投稿には、歓喜の声が寄せられています。

　◇　◇　◇

夕焼けに染まる空と冠雪の頂　カメラを向けた絶景

　昨年12月に駐日デンマーク大使館の特命全権大使に着任したヤールさん。若い頃に日本で1年間学んでいた経験もあり、各地で感じたさまざまな思いを自身のXに投稿し、注目を集めています。

　そんなヤールさんが「今夜の富士山の眺め」との書き出しで投稿した、1枚の写真。そこに写っているのは、夕焼けに映える富士山です。

　淡い青からオレンジ色へと移りゆく空のグラデーションを背景に、頂上付近に冠雪をまとった富士山が、悠然とそびえています。周囲にはわずかに雲海が広がり、穏やかでありながら荘厳な雰囲気を醸し出す、息をのむような光景です。

　さらに、投稿では「下を見下ろしながら、たった4か月前に富士山の頂上まで登ったときのことを思い出しました。富士山は世界で最も美しい山です」と、特別な体験を振り返っています。

　実は、今年7月に富士山の登頂を果たしたことをXで報告していたヤールさん。自らの足で頂上まで登り詰めた山を上から眺めたことで、達成感に満ちた記憶が鮮やかによみがえったようです。

「世界で最も美しい山」というヤールさんの言葉には、登頂を経験したからこそ感じる、深い愛着がにじんでいます。

　投稿には、1.4万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「浮世絵のように、美しい富士山の写真」「こんなに素敵に撮っていただいて感激してます」「日本国民として大変ありがたくうれしいお言葉。ありがとうございます」など、感謝と喜びの声が続々と届いています。

（Hint-Pot編集部）