やりたいことがあるのに、愛猫に邪魔をされて、なかなか作業が進まなかった経験がある飼い主さんは少なくないでしょう。そんなかわいい“ネコハラ”も、日常の幸せのひとつです。X（ツイッター）では、ねこが作業中にやった“お手伝い”が、2.1万件もの“いいね”を集めて話題になっています。ただ、飼い主さんは複雑な思いを抱いたそうです。当時の状況について、詳しいお話を伺いました。

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画面には「やっっっっっっ…」の文字が

「お手伝いありがとう……」

　そんなコメントとともに投稿された2枚の写真。1枚目には、パソコンのキーボードの上で、顔を埋めるようにして寝るねこが写っています。ふわふわの被毛がキーボード全体を覆い、飼い主さんの作業を完全にストップさせてしまっている状態。パソコン画面の前を堂々と陣取り、まるで「ここは自分の場所」と主張しているかのようです。

　そして、2枚目に写っているのは「やっっっっっっ……」という文字が延々と続いているパソコンの画面。キーボードの上に乗ったねこが、意図せず入力してしまった“お手伝い”の成果のようです。飼い主さんは、思わぬ形で作業の中断を余儀なくされるのでした。

　この投稿がXで公開されると、2.1万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「これは記念にプリントしておかねば」「ねこ“あるある”」「途中にyが入っててかわいすぎますね」など、ほっこりした人たちからの声が寄せられています。

「複雑な気持ちでした」

　キーボードの上で熟睡していたのは、ヒマラヤンで7か月の男の子「福」くんです。靴下をはいているような、足の模様がチャームポイント。内弁慶な性格で、家族にはべったり甘えるといいます。

　ある日、パソコンで文章の作成作業をしていたという飼い主さん。猫の手も借りたいと思っていたところ、福くんがやってきました。すると、勢い良くキーボードの上に乗り、まったりし始めたそうです。

「手伝ってくれているようでありがたいような、少し迷惑なような……という気持ちでした」

　急ぎで作業を終わらせないといけなかったため、飼い主さんは熟睡する福くんに申し訳ないと思いつつ、キーボードから降りてもらったそうです。「作業を中断せざるを得なかったので、“ネコハラ”だなぁと思いました」と、当時の状況を振り返ります。

　福くんからの愛情を感じつつ、少し複雑な思いもあった飼い主さん。それでも、かわいらしい“ネコハラ”は、飼い主さんにとってかけがえのない時間になったようです。

○取材協力：福（@fukuHimarayan）さん

（Hint-Pot編集部）