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「これ、味がない」 ウクライナ人ママが驚愕 日本で初めて体験した秋の味覚とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

初めて出合った秋の味覚に戸惑い

銀杏の食感に困惑するティナちゃん(スクリーンショット)
銀杏の食感に困惑するティナちゃん(スクリーンショット)

 屋台にはイカ串のほかに、串に刺さった銀杏も並んでいました。いつも「初めての何か」を求めているというクリスティーナさんは、銀杏も食べてみることに。これまでに日本でさまざまな食べ物に挑戦してきたものの、銀杏串については初めての体験でした。

 ティナちゃんも銀杏串に興味津々です。ひとくち味わうと、「ごはんに似ている」独特の食感に驚いた様子です。

 続いて、クリスティーナさんも銀杏串を口に運びます。すると、「これ、味がない」と不思議そうな表情です。「臭みがないし味がない」と、初めての味に戸惑いつつも、「食感はもちもちして良い感じ」と素直な感想を述べました。

 日本の秋の味覚を楽しむ姿に、コメント欄には「もう日本人やなあ どっぷり浸かっているね」「銀杏は甘くてほのかに苦みがあるよ」「楽しい晩秋の食べ歩きでしたね!」といった声が寄せられました。

ウクライナから日本へ 約10年の歩み

 とても流ちょうな日本語を話すクリスティーナさんですが、日本語の学習を始めたのは2010年と、15年前のことなのだとか。ウクライナの大学で日本語を専攻し、その後、日本語技能試験で最も難易度が高いN1を取得するために1年間、独学で勉強しました。それからは、日常生活のなかで、自然に日本語に触れながら身につけたといいます。

 日本で育ったティナちゃんも、しっかり日本文化が馴染んでいるそう。「日本の子どもたちと同じ環境で過ごしており、日本語も母語として自然に身につけています」とクリスティーナさんは話します。

 家族みんなで、日本文化を満喫しているクリスティーナさん。九年庵では、銀杏串との出合いが印象的だったと改めて振り返ります。

「家族全員、銀杏串を食べるのは初めてでしたが、銀杏の木には独特のにおいがあることは知っていたので、『本当に食べられるの?』という興味があり、ワクワクしながら買ってみました。見たことのない食べ物だったので、みんな少しドキドキしながら楽しんで食べていました」

 初めて味わった銀杏に戸惑いながらも、日本の秋を堪能したクリスティーナさん一家。これからも、日本の四季に触れながら、新しい発見を楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)