今年は各地でクマによる人身被害が相次ぎ、心配する声が広がっています。そうした話題が続くなか、ツキノワグマが冬眠の準備として枯れ葉をせっせと集める貴重な動画がX（ツイッター）で話題に。石川県白山自然保護センターの公式X（ツイッター）アカウント（@Ishikawa_HNCC）が投稿し、「初めて見た！」など、驚きの声が寄せられています。

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岩の隙間に枯れ葉を集めて冬眠の準備

「【ブナオ山観察舎】　冬眠用の穴に枯れ葉を集めるツキノワグマ。枯れ葉布団が敷けたのか、この日以降見られずもう冬眠？　うとうと眠いのか……じれったいので、10倍速にしてあります」

　そんなメッセージが添えられた動画には、1頭のツキノワグマが映っています。岩の下に穴を掘り、周辺の落ち葉をかき集めるクマ。どうやら長い冬眠に備えて“布団”を作っているようです。

　話題の動画が撮影されたブナオ山観察舎は、石川県白山市尾添にある野生動物観察施設。ニホンザル、ニホンカモシカ、イヌワシなど、白山に生息する野生動物を然のままの姿で観察できる、全国的にも珍しい施設です。

　投稿には2000件近い“いいね”が集まりました。また、リプライ（返信）には、「初めて見た！　すごいなぁ貴重なものだ」「すごい……冬眠の準備中なんて初めて見ました」「こんな風に冬を過ごす準備をしているんだ!!」「動きが人間くさい」など驚きの声が。

　さらに、「こうして人に会わず木の実を食べて冬眠する、普通のクマのことを忘れちゃいけないよな」「クマと人が出会わずに、お互い傷つけ合わずに生きていければそれが本当にに一番良いね」など、人とクマの共存について考えるコメントも多く寄せられています。

（Hint-Pot編集部）