山あいを走る電車の車窓から見えたのは、まさかの“黒い影”でした。乗車中の電車が突然の緊急停車。その際に撮影されたという衝撃の写真が、X（ツイッター）で大きな話題を呼んでいます。現場はいったいどんな状況だったのでしょうか。投稿者のらくらくだ（@rakuraku323）さんに話を聞きました。

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線路の上を歩くクマ　警笛にも動じず

「只見線乗ってるんだけど、線路にクマ出てきて停車中」

　そんなコメントとともに投稿された写真は、山あいを走る電車の車内から撮影されたもの。窓の外には、鉄橋の線路上を歩くクマが写っています。ややうつむきがちながらも、レールと木製の枕木を確かめるように悠々と歩いている様子。山々の緑と“予期せぬ訪問者”の対比が印象的な一枚です。

　投稿には1.3万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「わぁお　山の中だから仕方ないよ」「うわあー、ホンモノだぁ!!　跳ね飛ばすわけにもいかないし、厄介ですね」「子クマちゃん、こんなところに来ちゃダメよ」といった声が寄せられています。

トンネルを抜けると、線路の上にクマが

　一人旅の最中だったというらくらくださん。「一人旅のときは思ったことをXに投稿することにしていまして、今回は珍しい写真が撮れたから投稿しました」と振り返ります。

　只見線は福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶローカル線。四季折々の自然が美しく、紅葉の時期には多くの観光客でにぎわいますが、山間部を走るため野生動物と出くわすこともあります。

「停車前、トンネル内で電車が警笛を鳴らしながら減速し始めました。その時点ではとくに乗客は誰も気にしていなかったです。ですが、警笛が鳴り続けたので『前に何かいるのか？』と思い、トンネルを抜けて外を見るとクマが線路上にいました」

　トンネルを抜けた先に現れたまさかの光景に、らくらくださんも思わずカメラを向けたといいます。