冬の寒さ対策として、子どもに裏起毛のトレーナーやズボンを選ぶ家庭も多いでしょう。しかし、保育園によっては、裏起毛の服を避けるよう指導されることもあるようです。その理由について、保育士歴15年で2児の母のはる。9y+6y（@haru_hint）さんが投稿した「冬の本気のお願い」が、X（ツイッター）で話題になっています。3.5万件もの“いいね”を集めたポストについて、詳しいお話を伺いました。

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保育士から親への切実な願い

　子ども服売り場には、冬になると「裏起毛」の服がずらりと並びます。暖かそうなうえに、たくさんあるのでつい選びたくなりますが、保育園では着用を控えてほしいとされることがあるのは、なぜなのでしょうか。

　その理由についてはる。さんは「保育士から、ちょっとだけ耳を貸してほしい『冬の本気のお願い』があります　『寒いから、あったかくしてあげたい』　この気持ち、めちゃくちゃわかる。私も親として100％同じ気持ちです。でも……裏起毛だけは、避けてほしいんです」との書き出しで、注意を呼びかけました。

　投稿では、裏起毛をおすすめしない理由は3つ挙げています。

1. 「暑すぎてすぐ汗をかく」
　子どもは大人より体温が高く、よく動くため、裏起毛だとすぐに全身がホカホカになって汗だくになってしまうそうです。

2. 「汗が引くと逆に冷える」
　汗で湿った裏起毛は保温しすぎるため、休憩中や日陰に入った瞬間に一気に体が冷えやすくなるといいます。

3. 「お肌弱めの子は荒れやすい」
　裏起毛の素材がこすれて、首・背中・お腹まわりが赤くなってしまう子もいるそうです。