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「あんなの、ほかの国でも見たことなかった」「よく考えられているよね」 ロシア人やオーストラリア人が驚いた日本の細やかな配慮 見つけた便利なものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ロシア人のアルテミーさん【写真:Hint-Pot編集部】
ロシア人のアルテミーさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本を訪れる外国人観光客が驚くことのひとつに、細部まで行き届いた配慮や工夫があります。小さなことでも、誰かの役に立つようにと考えられたアイデアは、日本人の思いやりの文化を象徴しているようです。ロシア、オーストラリアから日本を訪れた3人は、日本ならではの配慮に感心したといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。3つの体験談を振り返ります。

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エレベーターの小さな椅子に感心

○「あんなのほかの国でも見たことなかった」 ロシア人が日本のエレベーターで発見… 「誰かが必要として」と感心したこととは

 ロシア出身のアルテミーさんは、パートナーのジュリアさんとともに、初めて日本へやってきました。刺激にあふれた日本での滞在中、とても興味深いものを発見したといいます。

「日本はディテールまでこだわり、小さなアイデアを大事にすることで、日々の暮らしをより良くしているって思ったんだ。たとえば、エレベーターの角にある小さな椅子! あんなの、ほかの国でも見たことなかった。誰かが必要として、あったら良いなと思っいたんだよね」

 アルテミーさんが感心したのは、エレベーター用の防災チェアです。普段は高齢者や妊婦、体調の悪い人が休憩できる椅子として使えますが、災害時にエレベーターが緊急停止して閉じ込められた際、座面シートを取りはずすことで、非常用トイレとして使用できます。

 また、内部には飲料水や非常食、懐中電灯、ブランケット、便凝固剤など、救助を待つ間に必要な救援物資が収納されています。普段、なにげなく目にする椅子には、“地震大国”といわれる日本ならではの工夫が詰まっているのです。