温泉旅館に宿泊した際、チェックアウト前の部屋の片づけを、どこまでやればいいのか迷うこともあるでしょう。ただ、「これはゴミだとわかるだろう」と判断し、ゴミ箱に入れずにテーブルなどに置いたままにしておくと、従業員を困らせてしまうこともあるそうです。栃木県日光市鬼怒川にある温泉宿の鬼怒川パークホテルは、公式TikTokアカウント（kinugawaparkhotels）で、宿泊客に気をつけてほしいことを呼びかけています。

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「忘れ物という判断になり、スタッフの仕事が増えてしまいます」

　同アカウントは、「旅館従業員は使用済みコンタクトに迷惑してるって本当？」と題した動画を投稿。そこでは、旅館側の事情が明かされています。

　客室清掃の際の判断基準について「部屋を掃除する際、ゴミ箱の周りにあるもの以外は、一度フロントで捨てるか捨てないか判断しています」と説明。一見するとゴミに思えるものでも、ゴミ箱に入っていなければ、お客様の私物である可能性を考慮して慎重に扱っているそうです。

　その具体例として挙げられたのが、使用済みの使い捨てコンタクトレンズ。洗面台の上に置いたままにしてしまうケースがあるようで、「使用済みコンタクトを洗面台の上に放置した場合、忘れ物という判断になり、スタッフの仕事が増えてしまいます」と伝えています。

さらに、中身が入った状態のペットボトル飲料も、ゴミ箱に入っていない場合は「忘れ物扱い」されるそう。ちなみに、冷蔵庫内に置き忘れられた飲み物や食べ物なども同様です。

　動画は、宿泊客に向けて「気持ち良く退出するためにも、ゴミをゴミ箱に捨ててからチェックアウトしましょう」と呼びかけ、締めくくられています。

　これから年末年始にかけて、ホテルや旅館を利用する機会が増えるでしょう。宿泊時のルールやマナーをしっかり理解して、快適な時間を過ごしたいですね。

（Hint-Pot編集部）