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「これは本当に日本ならではだ」 元植物学者のコロンビア人が感動 「俺の国とは全然違う」と絶賛した光景とは
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自然との共生を大切にし、古くからの伝統を守り続ける日本。訪れた外国人が、日本人の自然への敬意や、その繊細な美意識に心を動かされることも少なくありません。コロンビアから来た家族は、山口県のある場所で目にした光景に、深く感動しました。とくに元植物学者の父親は、日本の自然に対する姿勢に驚くばかり。いったい、どんな場所を訪れたのでしょうか。
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学問の神様に会いに 日本語学習に熱心な妹
YouTubeチャンネル「Ori&Kaito」を運営する、日本とカナダのハーフであるKaitoさんと、9歳年下でコロンビア出身のOriさん。コロンビアから旅行に来たOriさんのパパと妹のジジさんを連れ、山口県防府(ほうふ)市の防府天満宮を訪れました。
パパは日本語の勉強に熱心で、来日してからも、朝4時からのオンラインスクールに参加しているほどです。そのパパが「日本の学問の最強の神様に会いたい」ということで、Kaitoさんは、学問の神様とされる菅原道真が祀られている防府天満宮に、参拝することにしました。
元植物学者の父に見せたかった特別な場所
その後、一行が訪れたのは、防府天満宮の近くにある国指定の名勝・毛利氏庭園。Kaitoさんは「元植物学者のオリパパにどうしても見せたいと思って連れてきました」と、この場所を選んだ理由を明かします。
園内に入ると、美しく整えられた庭園を無言で、じっくりと観察しながら歩くパパ。旧毛利家本邸の前にある大きな松の木を見上げると、「この形に仕上げるのに、いったい何年かかっているんだ」と感嘆の声を上げました。さらに「なんて素晴らしい、特別な場所なんだ。これは本当に日本ならではだ。本当に特別だ」と、静かに感動を語ります。
さらに園内を進むと、パパは古木を見つけました。そして、古くても丁寧に手入れされている様子に驚きます。
「コロンビアだったら、この木はずっと前に伐採されてる。間違いなくな。日本は違う。たった1本でも小枝が残っていれば、その木を生かすことで自然に敬意を払っている。そうだろ? 俺の国とは全然違う」
植物のプロフェッショナルだからこそ気づいた、自然に対する日本人の向き合い方。古くなった木であっても、生命があれば大切に守り続ける姿勢に、深い感銘を受けたようです。
動画のコメント欄には「オリパパ 私はあなたのような柔軟で素敵な感性を持った人間になりたい。心から尊敬してます」「見るもの触れるものすべてに敬意と感謝を持って接してくれるオリパパだからこそ、木々や草花さえも喜んでるように感じます」「相変わらずオリパパのリスペクトがすごい。めっちゃ幸せな気分にさせてくれるよね」といった声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
