ねこを飼っている家庭では、キッチンに入り込んでしまうことによる、衛生面や安全面の問題に頭を悩ませる飼い主さんも少なくありません。X(ツイッター)では、ねこの侵入を防ぐため、試行錯誤の末、作り上げたバリケードが「まるで監獄」だと話題となっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ねこのキッチン対策に試行錯誤

「追加した　これでどうだ！　冷蔵庫の上は間隔がちょっと広い。もう一本いるかな。どうしても入りたくて無理矢理入ろうとすれば壊しながら侵入されてしまうかもしれないけれど……。うちの子はそこまでではないと信じたい」

　そんなコメントとともに投稿された２枚の写真。リビング側にカウンターが開いたカウンターキッチンをふさぐように、白い格子状のドアや突っ張り棒がびっしりと並んでいます。

　もともとはオープンな空間だったのでしょう。しかし、今では天井から床まで隙間なく、“バリケード”が設置され、まるで檻のような厳重な造りになっています。ドア上部の隙間にも、横向きの棒が何本も渡され、冷蔵庫の上にも短い突っ張り棒が。どこからも侵入できないよう完璧な工夫が施されています。

　この投稿はXで4000件を超える”いいね”を集めました。リプライ（返信）には「ねこって水も同然だしその隙間でも通りそう」「めちゃめちゃ参考になります！」など、その本格的な対策に驚く声が寄せられています。

「おお！　これで完璧に人間を隔離できますな！」というユーモアたっぷりのコメントには、飼い主さんも思わず「ねこさまはフリー　人間は囲いの中……」と自虐的な返事をしています。さらに、「まるで要塞……というよりは、さながら人間用のケージですかね」「すごい！　まるで監獄のようだ……！」など、次々と笑い混じりの反応が寄せられました。

以前からXでキッチンの悩みを相談していた飼い主さん

　飼い主さんのお家には、元保護ねこのキジトラで推定1歳の女の子「ポッケ」ちゃん、同じく元保護ねこでシャムトラ4歳の女の子「ミュウ」ちゃん、1歳女の子のクロねこ「クロエ」ちゃん、そしてチワワの「こつぶ」ちゃんと「めい」ちゃんと暮らしています。

　そんな“大家族”な飼い主さんがキッチンにドアを付けたのにはしっかりとした理由がありました。

「ちょっと目を離すとポッケがすぐにカウンターなどに乗るため、衛生面と安全面を考え、どうしても乗って欲しくないという人間側の都合です。また、カウンターに乗らなくても、調理中に2匹が足元で争い始めて、巻き込まれて足を引っかかれたりしたこともあります。熱い鍋や包丁持っているときもあるので危険だなと思い、ドアを付けることを決めました」