「ナイフを舐める悪役の顔」。そんなコメントが添えられた写真には、床に寝そべって両前足で後ろ片足を抱えているねこが写っています。目をむいて、必死の形相で足裏の肉球を舐める姿は、まるで「どうしてくれようか」と悪巧みしているよう！　X（ツイッター）上で話題になった投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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アクロバティックな体勢でグルーミングする爪くん　表情にびっくり！

　飼い主さんは、元保護ねこの男の子で3歳の「爪（そう）」くん、先住犬である土佐犬の女の子で7歳の「顎（アギト）」ちゃんとともに、山奥の古民家で暮らしています。個性豊かな“ふたり”は、SNSで大人気。以前も、台所に侵入しようとする爪くんとの攻防戦や雪玉を口でキャッチする顎ちゃんの姿などが注目を集めました。

　話題に事欠かない飼い主さんファミリーにこのほど、新たなおもしろエピソードが誕生しました。今回の主役は、爪くんです。

　この日、爪くんは床でアンモナイトのように寝そべり、両前足で後ろ片足を抱えながら足裏の肉球をグルーミングしていました。ところが、やや無理な体勢になっているからか、ギュロッとした目で足を舐める爪くんは必死の形相に。

「ふとねこを見ると、大胆なポーズで後ろ足の手入れをしていて、思わず二度見してしまいました。『すごい顔で舐めているな……』と思って、思わず写真を撮りました」

　この写真をX上で公開すると、5000件以上の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「かわいい悪役」「ただただひたすらかわいい白い毛の塊」「ネコリアン……あんよも、きれいきれいしているのね」など、一生懸命お手入れする爪くんの姿にほっこりする声が。

　また、「ザ・マジックアワーのデラ富樫！」「マジックアワーの佐藤浩市　あのシーン大好き（笑）」など、三谷幸喜監督の映画『ザ・マジックアワー』を思い浮かべる人も。伝説の殺し屋・デラ冨樫に扮した俳優の佐藤浩市さんが、劇中でペーパーナイフを舐める芝居によってギャングのボスを威嚇する、有名なシーンにそっくりだと注目を集めました。

お手入れに余念がない爪くんは“イケニャン”

　飼い主さんによると、爪くんはとてもきれい好きで、普段から丁寧にグルーミングをしているそうです。

「このときも、そこそこの時間を使って両後ろ足の肉球をお手入れしていました」

　体のお手入れに余念がない爪くんは、まごうことなき“イケニャン”ですよね。爪くんは無事にお手入れを終えると、伸びをして満足した様子だったそうです。

　個性豊かな爪くんとのエピソードは、飼い主さんのnote（6464prpr）にて「絶対に台所に入りたい猫と絶対に入らせない人間の攻防戦」というテーマで公開中。心の声を映したような爪くんの表情に、思わず笑みがこぼれてしまうこと間違いなしですよ。

○取材協力：ジョーは犬＆猫と共に古民家で暮らしている（@6464prpr）さん

（Hint-Pot編集部）