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「変だよね」 オーストラリア人が「ああいうふうに食べるなんて」と驚いた一方で…「すごくおいしかった」と感激した食べ物とは
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多様な食文化を持つ日本では、外国人旅行者が思わぬ一品に魅了されることもしばしば。初めて日本へやってきたオーストラリア人カップルは、日本で初めて出合った料理に衝撃を受けながらも、大好きになったそうです。いったい、どんな日本食だったのでしょうか。
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たまった有休で実現した1か月の長旅
オーストラリアのメルボルンからやってきたジョシュさんとラニーさん。ふたりとも日本へ来るのは初めてです。ともに1か月の有給休暇を取り、東京を拠点に広島や大阪、京都など各地を回る予定なのだとか。
「こんなに長い旅行は初めて。使える休みがあまりに溜まっていたから、思い切って休みをとったんだ。有休だし、最高だよ」
そういってジョシュさんは期待に胸をふくらませます。一方、ラニーさんが日本を旅行先に選んだのは、周囲の人から日本の評判がとても良かったことが大きかったようです。
「日本に行ったことある友達が、誰一人として悪いことを言わなかったのも、日本に決めた理由かな。あと雪! もしできれば見たことのない雪を見て帰りたい」
予想外の日本食に感動
滞在中、さまざまな日本食を楽しんでいるというふたり。なかでも、焼き鳥店は強く印象に残っているといいます。
「一番気に入ったのは、焼き鳥の皮」とジョシュさんが笑顔を見せました。その横で、ラニーさんもうなずきます。
「鶏肉の皮だけで、ああいうふうに食べるなんて変だよね。でもすごくおいしかった」
鶏皮だけを串にするスタイルは、海外ではあまり見かけないもの。日本では古くから「食材をできるだけ無駄にしない」という考え方が根づいており、鶏皮もおいしく食べられる部分として工夫されてきました。そんな背景もあって、シンプルな調理でもしっかり魅力が伝わる一品になっているのかもしれません。
せっかくの有休を使った時間たっぷりの旅。ふたりには、日本ならではの食文化の奥深さを存分に味わってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
