師走を迎え、日本列島も本格的な寒さの季節に突入しました。北海道や日本海側の地域では降雪、積雪の予報が出ており、冬支度が必要な時期となっています。そんななか、スウェーデン大使館の公式X（ツイッター）アカウント（@EmbSweTokyo）が、冬用タイヤの装着を呼びかけました。なんとも微笑ましい動画が添えられ、注目を集めています。

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救急隊員が雪の中で大はしゃぎ！

「北スウェーデン、キルナの救急隊からの大切なお知らせ」

　そんな書き出しでスウェーデン大使館が投稿したのは、スウェーデン北部の都市・キルナの救急隊からの大切なメッセージでした。投稿によると、スウェーデンでは「12月1日から冬用タイヤ装着が義務付けられています」とのこと。そして、「日本のみなさんも、本格的な雪のシーズンを前に、今からしっかりご準備を！」と呼びかけています。

　投稿には、キルナ救助隊が制作したと思われる動画も。安全運転や冬用タイヤ着用の啓発の動画かと思いきや、それは予想外の内容でした。

　動画には明るい音楽がつけられており、雪が降り積もるなか、大はしゃぎする2人の隊員が映っています。雪の上に寝そべって、両手両足をなめらかに動かしながら、とても楽しそうです。後半では互いに雪を投げ合い、笑い声を上げる様子も。ユーモアたっぷりな、心温まる映像です。

　この投稿には、7000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「タイヤ装着デモ画像と思いきや」「かわいいww」「思ってたんと違うけど大変良い」「この冬、最初のスノーエンジェル」といった温かいコメントが寄せられています。

日本も厳しい寒さに

　スウェーデンの12月は、本格的な冬の到来を告げる季節です。首都・ストックホルムでは気温がマイナス3度前後まで下がり、北極圏のキルナではマイナス20度近くになることも。日照時間も極端に短くなり、厳しい寒さと雪に覆われる季節です。そんな過酷な環境だからこそ、冬用タイヤ装着が義務付けられ、安全対策が徹底されているのでしょう。

　一方、日本でも冬の足音が近づいています。日本気象協会によると、4日朝は全国的に厳しい冷え込みとなりました。北海道や東北地方の日本海側、北陸、近畿から九州にかけての日本海側に雪が降り、積雪になっている地域もあるようです。

　真面目な安全啓発も、ユーモアあふれる形で伝えれば、自然と心に届くものです。厳しい冬を安全に乗り越えるためにも、外出前にしっかり対策しましょう。

（Hint-Pot編集部）