カルチャー
「困ることが多いかな」 オーストラリア人が日本で困惑 苦労しつつも「とても助かっている」こととは
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外国人観光客の増加に伴い、日本では近年、案内表示への英語表記の追加や多言語対応など、さまざまな取り組みが進められています。しかし、日常的なコミュニケーションにおいて言葉の壁は依然として存在し、旅行者が困惑する場面も少なくありません。オーストラリアから日本を訪れたカップルも、旅の途中でそれを実感したといいます。いったい、どんな場面で困ったのでしょうか。
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パウダースノーに魅了されて再訪日
オーストラリアのゴールドコーストから来た、タイさんとマリアさん。タイさんは今年2月以来2度目、マリアさんは初めて日本を訪れました。日本には到着したばかりで、東京に2泊したあと、長野県の白馬村へ向かい、4~5か月滞在する予定だといいます。
タイさんは前回の訪日で、新潟県の妙高市へ行ったそう。そこでパウダースノーに魅了され、今回はマリアさんとともにやってきたとのことです。
「日本のパウダースノーは格別! 雪はもう降っているって聞いているし、楽しみで仕方ないよ」
マリアさんも初めての日本滞在にわくわくが止まらない様子。
「とにかくクール! 東京は、私が住んでいるところと違って、とにかく人が多くてせわしないけれど(笑)」
英語が通じない、それでも…
ふたりは親切な人が多いと感じている一方で、困っていることもあるそうです。
「思ったより、みんな英語を話さないね。街で道がわからないときや、駅でどうやって乗るのか混乱したときに、困ることが多いかな」
観光庁の調査では、旅行中の訪日外国人が困ったことのひとつに「コミュニケーション」が挙げられています。タイさんたちも、案内表示などに書かれていない情報を得るのに、どうやら苦労したようです。
「でも、翻訳アプリがあるから、困ったらアプリの画面を見せるよ。そうしたらみんな教えてくれるから、それはとても助かっている」
旅の途中では、困ることも少なくないでしょう。しかし、せっかくの長期滞在やパウダースノーを、を心ゆくまで楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
