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「もしもの際に役立てていただければ…」 大規模災害を経て変化した“発信する意味” フォロワーが1年で5000人→10万人超に急増した自衛隊東京地方協力本部のSNS戦略とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「こういう人じゃないとダメ」ということはない

池田さんの、ある日のスケジュール【画像:Hint-Pot編集部】
池田さんの、ある日のスケジュール【画像:Hint-Pot編集部】

 こうしたSNS広報を担う人がいるように、自衛隊には、実は幅広い職種があります。アカウントでは、航空自衛隊の音楽隊でボーカリストとして活動する隊員や、普通科で働き続けるママ隊員など、さまざまな立場の人々が紹介されています。池田さんは「多様な職種があるからこそ、多様な人が活躍できる場所であることを知ってほしい」と話しました。

「自衛隊は、国のライフラインが止まったときに活躍できる組織でもあります。つまり、世の中にある仕事は、陸上・海上・航空自衛隊にもだいたいあるんです。医師や看護師、車を整備する人など、あらゆる人が自分に合った働き方ができるので、『こういう人じゃないとダメ』ということはありません!」

 では、近年相次ぐ大規模自然災害を経て、“発信する意味”はどのように変化したのでしょうか。

「自然災害がいつ起こるか、誰もが事前に察知することは難しいです。『災害派遣』は、もちろんないに越したことはありませんが……もしもの際に、投稿を役立てていただければと思い、そのための心得や準備、いざというときに活用できることを、SNSで発信・紹介し続けていきたいと思います」

自衛隊を身近な存在に…投稿に込めた真摯な思い

 最後に、今後制作したいコンテンツや、目標を聞きました。

「『自衛官って意外と普通で、人間味があるな』といったことを表現できるコンテンツや、防災に役立つライフハックなどを引き続き発信していきます。目標はフォロワー100万人です!」

 根底にあるのは、固定観念を覆し、多くの人に自衛隊を身近に感じてもらいたいという真摯な思いです。災害時に役立つ情報を届けるだけでなく、自衛隊で働くという選択肢を知ってもらうための地道な努力が、確実に実を結び始めています。

(Hint-Pot編集部)