カルチャー
「ほかの国ならしてくれない」 初訪日のロシア人が日本のホスピタリティを称賛 「日本ならでは」と感じた街中の光景とは
公開日: / 更新日:

日本を訪れる外国人観光客は、さまざまな場面で丁寧な対応する日本人の姿に感心することがあるようです。初めて日本を訪れたロシア人カップルは、街中で目撃したある光景に心を動かされたといいます。ふたりが「日本ならでは」と感じたこととは、いったいなんだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
有意義な時間を過ごす初めての日本
ともに初訪日というロシア出身のジュリアさんとアルテミーさん。日本に10日間滞在し、大阪や京都、兵庫、名古屋、東京を観光しています。
「日本食に日本文化に自然。すごく有意義な時間を過ごしてます」と笑顔で語るアルテミーさん。
ジュリアさんも日本での滞在を満喫している様子で、「訪れた中では嵐山の古い町並みがすごく良かった。あと大阪の箕面の滝。どちらも観光客があまり多くなくて、ゆっくりした時間が流れてました」と目を輝かせます。
道路工事で感じた日本らしさ
さまざまな日本の良さを発見しているジュリアさんとアルテミーさん。日本の滞在で印象深かったというのが、日本の道路工事の現場でした。とくにアルテミーさんが感心したのは、道路工事の際の交通誘導員の対応だったといいます。
「道路工事のときの誘導。その道が通れなかったら、ほかの国なら必ずしも迂回路を示したり、道案内をしたりはしてくれない。日本ならではだと思う」
日本では、道路工事を行う際、通行止めになった道路の代わりに迂回路を案内する看板を設置したり、交通誘導員を配置したりする姿を見かけます。作業員が丁寧に手信号で誘導し、車や歩行者をスムーズに別のルートへと導いてくれることもあります。
アルテミーさんによると、ほかの国では道路工事の際、迂回路の案内がないことも珍しくないのだそう。工事で通れなくなった道があっても、すぐに代替ルートを案内してくれる日本の対応は、とても親切で印象的だったようです。
道路工事ひとつをとっても、利用者に寄り添った配慮が行き届いている日本。そんな小さな心遣いは、外国人観光客に「日本ならでは」と感じさせるポイントなのかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)
