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「90年代、日本に来たばかりの母親です」 ジョージア大使が明かした母の姿 慣れない環境での奮闘に感動の声 「大使はお母様似ですね」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ジョージア大使のティムラズ・レジャバさん【写真:産経新聞社】
ジョージア大使のティムラズ・レジャバさん【写真:産経新聞社】

 異国の地での生活は、誰にとっても挑戦の連続です。言葉も文化も異なる環境で子育てをしながら働くことは、並大抵の努力ではありません。ジョージア駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさんは、自身のX(ツイッター)アカウントで、1990年代に日本で奮闘していた母親について紹介。多くの感動の声が寄せられています。

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広島で子育てとアルバイトを両立

「90年代、日本に来たばかりの母親です」

 そんな書き出しの投稿にティムラズさんが添えたのは、1枚の写真。ストライプ柄の白いブラウスを着た若い女性が、お店のカウンターのような場所で笑顔を見せています。この女性が、ティムラズさんのお母さんです。

 背景には、赤い文字で「新規カード会員募集中」と書かれた看板が見えており、どうやら勤務中に撮影された一枚のようです。お母さんはペンを握っており、真摯に仕事と向き合っていたことがうかがえます。

「広島で育児のかたわら、アルバイトも頑張り、ハチャプリを作ったりして言葉がわからないなりに日本の方々にジョージアを紹介し続けていました」と、当時のお母さんの様子を振り返りました。

 ハチャプリとは、ジョージアの伝統的なチーズ入りパンのこと。言葉の壁がありながらも、お母さんは自国の食文化を通じて、日本の人々との交流を深めていたようです。

 異文化の中で懸命に生き、自国の文化を伝え続けた母親の姿勢は、今のティムラズさんの原点になっているもよう。「私にとって、外交の姿勢におけるお手本です」と締めくくっています。

 投稿には、「素敵なお母様です 慣れない日本で戸惑うこともあったでしょうに、明るく頑張っておられたんですね」「大使はお母様似ですね。努力家なのですね」「お母様、本当に素晴らしいですね。言葉の壁を乗り越えながら、自分の文化を伝え続ける姿勢は感動です 本当に尊敬します」といった声が寄せられています。

 ティムラズさんが日々、日本とジョージアの架け橋として活躍する背景には、お母さんから受け継いだ精神があるのかもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)