結婚9周年記念で購入したグラタン皿を使用　「子どもたちも喜ぶのでは」

　でらさんによると、配偶者さんは記念日や誕生日の際、子どもたちのために毎回、趣向を凝らした料理を作っているそうです。クリスマスツリーのグラタンを作ったのは昨年、結婚9周年目を迎え、陶器婚式と呼ばれることから、大きなグラタン皿を購入したのがきっかけでした。子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら調理したといいます。

　グラタンに入っている具材は、ブロッコリー、ニンジン、タマネギ、ボロニアソーセージ、チキン。「使用した食材は、チーズも含めて十勝産が多く、食の王国十勝の魅力がたっぷり詰まったグラタンです。シンプルな味付けですが、とてもおいしかったです」と、でらさんも太鼓判を押します。

　このグラタンのこだわりは、なんといってもブロッコリーの配置です。

「少しでもクリスマスツリーに見えるよう見栄えにこだわり、ブロッコリーの房を同じくらいの大きさに切り分けて、向きをそろえました。茎の部分もそのままではなく、幹に見えるように微調整しています」

　見た目の楽しさだけでなく、栄養バランスにも配慮したそう。子どもたちの成長を思う、母親の愛情が感じられます。

「妻の料理や頑張りを、少しでもいろんな方に褒めていただけたら」　専業主婦の妻への思い

　でらさんは、このグラタンをXに投稿しようと思った理由について、次のように語ります。

「見た目のきれいさに感動したのはもちろんですが、妻は専業主婦のため、普段からあまり家族以外の人に褒められたり、ましてや家族以外に料理を褒められたりすることはありません。そこで、『妻の料理や頑張りを、少しでもいろんな方に褒めていただけたら』という思いで投稿しようと思いました」

　投稿後の大反響に、配偶者さんも感激。「驚いていたのと同時に、みなさんからのコメントや反応も一つひとつ読み、恐縮しながらも、褒めてもらってとても喜んでいました。こうした凝った料理への意欲も増したかもしれませんね（笑）」と、でらさんは話します。

　今年のクリスマスには、「スコップコロッケや鶏の丸焼きを考えています。昨年のこともあったので、夫婦でああしたらどうだ、こうしたらどうだと話しながら楽しく計画しています」とのこと。

　クリスマスまであと少し。でらさんは普段、十勝での子育ての様子をXで発信しています。今年のクリスマスはどんなメニューが並ぶのか、投稿が楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）