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メーガン妃とヘンリー王子 止まないバッシング 米コラムニストが「たかり屋」と辛辣な批判を展開
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王子がスピーチした「ダイアナ元妃の死へのトラウマ」を“ダブルスタンダード”と主張
メーガン妃の王室内での孤立や、人種差別的意図も感じさせるといわれる英メディアのバッシング。そんな妃に対する同情もあり、これまで母国米メディアの論調は、今回の“王室引退”にも好意的だった。ところが先週、ヘンリー王子夫妻がマイアミの超高級ホテルで開かれた米大手投資銀行「JPモルガン・チェース」の投資サミットに登場。日本円にして日当5500万円から1億1000万円とも報道されると、米紙「ニューヨーク・ポスト」のコラムニスト、モーリーン・キャラハンさんが痛烈コラムを掲載。英メディアも注目した。
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英大衆紙「デイリー・メール」は「たかり」という意味もある“freeloading”という衝撃的な言葉で見出しを構成。キャラハンさんのコラムを大々的に報じた。
手厳しい内容だ。先日ヘンリー王子が億万長者を集めて開かれたJPモルガン・チェースの投資サミットで「今もダイアナ元妃の死のトラウマに苦しんでいる」とスピーチしたことに対しても「自身の非常に個人的な悲劇の体験すら、相応と判断した金額を提示されれば公の場で話してしまう」と真っ向から批判。
まだ偏見のある時代にエイズ患者を抱きしめ、生身で地雷地帯を歩いたダイアナ元妃の死を、2008年の世界金融危機を招いた一因を作った金融機関のパーティーで話して報酬を得るのは、“ダブルスタンダード(二重基準) ”であり、偽善的だと指摘した。
しかも、英国を離れてから居住するバンクーバー島の15億円とも言われる豪邸、またフロリダで滞在していたとされるセリーナ・ウィリアムズの別荘も「無料で居座り、まるでたかり屋」と手厳しい。
キャラハンさんはさらに「少なくとも今年の5月まで、2人はまだ英国政府から王室手当を受けている身分。その後もチャールズ皇太子からの援助は続くとされている」と記し、メーガン妃とヘンリー王子の身勝手な印象も強まる金満ぶりに疑問を投げかけている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)