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おせち料理のエビのうま煮は、殻ごと食べるべき? いまさら聞けないマナーの“正解” スマートに味わうためには
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教えてくれた人:和漢 歩実

おせち料理でおなじみの、エビのうま煮(つや煮)。頭や殻付きのまま調理し、盛りつけられるのが一般的です。人が集まるめでたい席では、殻ごと食べたほうが良いのか、むいても良いのか、食べ方に迷うことがあるかもしれません。どう食べるのが“正解”なのでしょうか。栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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エビの殻を手でむいてもOK?
それぞれの地域や家で受け継がれている食べ方がある場合を除き、エビのうま煮の食べ方に、決まりはとくにないです。硬い食感が苦手な人は、殻をむいてもマナー違反にはなりません。
殻をむく際、箸を使ったほうが良いか迷うことも。しかし難しく、周囲を汚してしまう可能性もあるので、手で頭や殻をむいてかまいません。懐紙がなければ、1/4ほどの大きさに切ったキッチンペーパーを半分に折ったものなどを準備しておくと良いでしょう。
エビのうま煮を取り皿に取ったら、懐紙などでエビの頭を押さえ、まず頭と胴体を切り離し、押さえた頭の中から胴体を引き抜きます。続いて、胴体の端を懐紙などで押さえながら、反対の手で胴体の殻の部分を節ごとにはがすようにむいていき、脚も取り除きます。お手拭きやウェットティッシュがあると、さっと手を拭けるので便利です。
殻をむき終わったら、箸でつまんで食べます。マナー違反になるのは、食べかけを取り皿に戻すことです。一度口にしたものは、取り皿に戻さないのが和食のマナー。箸に挟んだまま食べ切りましょう。残したシッポは、取り皿の端に置くとスマートです。
殻には健康に役立つ栄養成分が含まれている
エビの殻には、身には存在しないさまざまな栄養成分が含まれています。代表的なもののひとつがキチンです。腸内の有害物質を体外へ排出したり、善玉菌のエサになって腸内環境を整えたりすることが期待されている、食物繊維の一種です。
もうひとつは、殻の赤い色のもととなる天然色素、アスタキサンチンです。強い抗酸化作用を持ち、生活習慣病や老化防止に役立つといわれています。
キチンもアスタキサンチンも、水に溶け出しにくい性質を持つので、殻を食べること以外では摂取しにくいと考えられています。殻ごと食べることで、これらの栄養メリットを得られるでしょう。食べる際は、口の中を傷つけないように気をつけてください。
おせち料理にエビが入っているワケ
エビは漢字で「海老」と書くように、長寿の象徴とされてきました。その姿から「腰が曲がるまで健康で長生きできるように」という願いを込めて、おせちの食材として用いられています。
また、目が出ている様子や、加熱すると胴体の紅白の模様がはっきりと鮮やかになることから、めでたさの象徴とも。新年を迎えるのにふさわしい食材として、古くから親しまれてきました。
エビのうま煮を、殻ごと食べるか、むいて食べるかは、好みや状況によります。食べやすさや場の雰囲気に合わせて、自分に合った食べ方を選ぶと良いでしょう。お正月の縁起物を、ぜひ味わってみてください。
(Hint-Pot編集部)