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「いわゆる“ネコハラ”の痕跡でしょうか」 江戸時代の公式日記に残されていた猫のいたずらが話題 「いつの時代もにゃんこは最強」
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猫が飼い主の仕事を邪魔する“ネコハラ”。実は、かなり昔から存在していたようです。国立公文書館の公式X(ツイッター)アカウント(@JPNatArchives)は、江戸幕府の公式日記に残されていたという“ネコハラ”を紹介。ユーモアあふれる様子が、多くの人の心を掴んでいます。
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江戸時代の記録に残る猫のいたずら
「江戸幕府の公式日記に残された、猫の足跡 いわゆる『#ネコハラ』の痕跡でしょうか。(ネコハラ:猫が飼い主の仕事の邪魔をして困らせること)」
そんな投稿に添えられた写真には、江戸幕府の公式日記として知られる「柳営日次記」の一節が写っています。経年により薄茶色を帯びた和紙の上に、流れるような筆致の文字が並んでいますが、注目すべきは、右の行頭に黒々と残された、猫の鮮明な肉球跡です。
その跡は指の形までくっきりと見え、左上の余白には、墨が枯れかけた小さな足跡が点々と続いています。猫が紙面を右から左上へと横切り、歩き去っていった一連の動きまでもが記録された一枚です。
この投稿には大きな反響が集まり、リプライ(返信)や引用リポストでは、「書いた人の『あっ! あっああああ~もう~ーーーーー』という声が瞬時に脳内に」「そのあと、たたみも足跡だらけになったんだろうなぁ」「いつの時代もにゃんこは最強」「江戸時代すでに“ネコハラ”されてる幸せ者がおられたのか」「執務する場に猫がいる風景……いいな」といった声が寄せられています。
江戸幕府の公式日記に残された、数百年前の猫のいたずらの痕跡。時代を超えても変わらない猫と人との関係が、現代の人々の心もなごませているようです。
(Hint-Pot編集部)