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「夏タイヤのままで走り回ろうとする輩が後を絶たない」の声も JAFが雪道運転に警鐘 急なトラブル時に役立つものとは
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年末年始の帰省シーズン。自家用車での移動を予定している人もいるでしょう。気象庁によると、年明けから寒さがより厳しくなり、日本海側では来年1月3日頃から大雪となり、Uターンラッシュの交通に影響が出る可能性があるとしています。一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は、雪道やアイスバーンでの運転に注意を呼びかけています。
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夏タイヤでの雪道走行は厳禁 スタッドレスかチェーンを
年末年始は車での移動も増える時期ですが、地域によっては雪や凍結の影響を受けやすく、普段以上の注意が必要になります。冬用タイヤの装着やチェーンの準備はもちろん、天候や道路状況を事前に確認し、無理のない計画を立てることが大切です。
JAFは年末年始の帰省ラッシュを前に、公式Xアカウント(@jaf_jp)で、「雪道・アイスバーンは想像以上に路面が滑るという意識を持って運転することが大切です」と投稿。さらに「急ハンドル・急ブレーキ・急アクセルなど、“急”のつく運転は避け慎重な運転を心がけましょう」と呼びかけました。
投稿の引用リポストには、「夏タイヤのままで走り回ろうとする輩が後を絶たない」「帰省で車で来るならオールシーズンタイヤよりスタッドレスタイヤやタイヤチェーンを持って来てください」といった声が寄せられ、雪道に備えた万全の準備が求められています。
想像以上に長くなる制動距離 濡れた路面の6倍以上も
慣れない雪道を走る前には、事前の準備や情報収集が必要です。JAFのウェブサイトでは、「雪道を走る前に準備しておきたいもの」として、以下を紹介しています。
・通常のウォッシャー液では凍結する場合があるため、寒冷地用のウォッシャー液に入れ換える
・スタッドレスタイヤ装着時でもタイヤチェーンとジャッキは必須
・冬場は不測の事態に備えブースターケーブルを用意
・毛布は急なトラブル時、車内の防寒具として使用できる
また、雪があまり降らない地域では、雪道を運転する必要が生じた際に「レンタカーを使う」という選択も。レンタカーは一般的に、冬季にスタッドレスタイヤに履き替えている場合が多く、車両を借りたらそのまま雪道を走れます。
年末年始の帰省や移動を予定している方は、事前の準備と最新の道路・気象情報の確認を徹底し、安全運転を心がけましょう。
(Hint-Pot編集部)
