今年もSNSでたびたび話題を呼んだのが、魚介類からアニサキスが見つかったとの投稿です。調理中に気づいたという報告がX（ツイッター）で拡散され、身近な食材に潜むリスクを改めて意識するきっかけとなりました。そこで、2025年に反響を呼んだアニサキスの2つの事例を振り返ります。

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タラコをほぐしていたら透明の糸状の物体が

○「これってもしかしてアニサキス？」スーパーのタラコから糸状の物体…「毎日見てます」水産業者の見解は

「これってもしかして…アニサキスですか????　子供がたらこを食べたいというのでほぐしていたら中から透明の柔らかい骨みたいなのが出てきました　怖くて食べるのやめました」

　そんなメッセージとともに投稿された画像には、ほぐしたタラコから出てきたという半透明の糸のような物体が収められていました。投稿者さんは、タラマヨを作ろうと、スーパーマーケットで購入したタラコをほぐしていたそうです。

　不安に思い、SNSで質問したところ、「アニサキスです。水産加工で働いてるので毎日見てます。アレルギーあるので死骸でも食べない方がいいです」など、具体的なアドバイスが多数寄せられました。

　タラコは通常、冷凍などの処理が施されているため、生きたままのアニサキスによる急性症状のリスクは低い食材とされていますが、アレルギー反応を起こす可能性もあり注意が必要です。

　投稿者さんは、「初めてのことだったので半信半疑で投稿しましたが、みなさんのコメントからやはりアニサキスであることが判明しました。加熱すれば問題ないとのことでしたが、アニサキスのアレルギーもあるようで、もし見つけた場合は取り除こうと思いました」と語っていました。