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「お気楽に思っていた自分が情けない」 アメリカ留学する息子のためにESTAを申請しようとしたら… 詐欺サイトに遭遇した中村江里子さんが注意喚起

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

南仏で妹とハイタッチをする中村江里子さん(スクリーンショット)
南仏で妹とハイタッチをする中村江里子さん(スクリーンショット)

 海外旅行や留学の際に必要となる電子渡航認証システム。便利になった一方で、偽サイトによる詐欺被害が増加しています。イタリア・ミラノ在住の元フジテレビアナウンサー・中村江里子さんが、アメリカ渡航に必要なESTA申請の際に詐欺サイトに遭遇したことを自身の公式ブログで報告し、注意を呼びかけました。

 ◇ ◇ ◇

焦りから検索上位のサイトで申請…160ドル表示に疑問も

 今年から息子さんがアメリカの大学に進学するため、アメリカ入国に必要なESTA(ビザ免除プログラムでの渡米)を申請することになった中村さん。年始に、「忘れないうちに申請しなきゃ!!」と焦ってしまい、日本語で申請できるサイトをインターネットで検索したそうです。

 多数の日本語サイトが表示され、その中から選んで手続きを進めました。パスポート情報などを入力し、支払いページに進むと160ドルと表示が。「あれ?2年前、こんなに高くなかったよね???」と疑問を感じながらも、早く終わらせたい一心でカード情報を入力してしまったといいます。

 中村さんは「『あれ??』って思う時は立ち止まらないといけないのです。でも・・・こういう時に限って、気持ちが急いていて早く終わらせたく、『あれ?』という自分の感情、感覚をスルーしてしまう」と振り返ります。

 銀行のアプリを確認して、ボタンを押してしまいましたが、幸い銀行側が支払いを拒否。そこで2年前の記録を確認すると1人21ドルだったことが判明し、160ドルという金額の異常さに気づきました。子どもたちに叱られながらも、翌日には正規のサイトから再申請した中村さん。すると、申請料金は40ドルだったそうです。

週明けに銀行から衝撃の電話「5回使用されようとしていました」

 週末の出来事でしたが、週明けに銀行から電話が。「136.45ユーロの支払いをされましたか?」と尋ねられ、使用していないと答えると、「5回にわたって、誰かがあなたのカードを使用しようとしていました」という衝撃の事実が明かされました。

 すぐにカード停止の手続きを行った中村さん。「詐欺にはあったけれど、被害はなかった!!なんてお気楽に思っていた自分が情けない」と、カード情報がすでに流出していた可能性の高さに危機感を募らせたといいます。

 中村さんは今回の失敗の原因について、「私はトップの方に出てきたサイトに行ってしまい・・確認もせずに進んでしまいました」と告白しています。

 さらに、過去にも焦りから詐欺に引っかかりそうになった経験があることを明かしつつ、「もう情けなくて情けなくて・・・ESTA申請のこんな失敗は私だけかもしれませんが、もしこれから申請をされる方がいらしたらちゃんと確認をしてくださいね。本当に気をつけてくださいね」と注意を呼びかけました。

国民生活センターも注意喚起、被害は13倍に

 こうした体験は決して中村さんだけの特殊なケースではありません。

 国民生活センターによると、電子渡航認証の申請代行サイトに関する相談は年々増加しており、2021年度は78件だったものが、2024年度には1022件と約13倍に急増しています。

「公式サイトと思い込んで高額な手数料を請求された」「キャンセルができない」といった相談が寄せられており、同センターはインターネット検索で上位に表示されたサイトが公式サイトとは限らないことを指摘。公式サイトでの申請を推奨しています。

(Hint-Pot編集部)