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食器を放置すると起こりやすい衛生リスク 清潔に保つためのひと手間をプロが解説
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教えてくれた人:伊藤 まき

家事の負担を減らすために食器洗い乾燥機を活用している家庭も増えていますが、機械そのものの手入れが必要だったり、対応していない食器があったりと、万能とは言えないのが実情です。「夜は疲れているから、朝まとめて洗えば良い」と、使い終わった食器をシンクに残してしまうケースも少なくありません。実はこの習慣、衛生面ではあまり望ましくないのだそうです。整理収納アドバイザーで掃除にも詳しい伊藤まきさんに、理由と対処法を伺いました。
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汚れた食器を放置すると起こりやすいこと
昼食や夕食で使った食器を、翌朝まとめて洗うという家庭は意外と多いものです。しかし、夜の時間を有効に使える反面、汚れた状態のまま長時間置いておくと、雑菌が繁殖しやすくなります。
レストラン厨房の清掃に携わっていた経験から言うと、人のいない深夜帯は、害虫が水や食べ物を求めて動きやすい時間帯です。シンクに水分や食べ残しがあると、それが呼び水になることもあります。
また、食器に残った油やでんぷん、たんぱく質は雑菌の栄養源になります。食後の食器はまだ温かく、菌が増えやすい状態にあるため、数時間放置するだけでも衛生状態が悪化しがちです。ヒビの入った食器などは、汚れが内部に入り込み、通常の洗浄では落ちにくくなることもあります。
どうしても後回しにしたいときの「ひと手間」
仕事や育児で忙しい夜、すべての食器をその場で洗うのが難しい日もあります。そんなときは、完全に放置せず、プレウォッシュ(予洗い)だけでも行うことが大切です。
使い終わったお皿や調理器具は、熱めのぬるま湯ですすいで食べ残しや油分を落とします。その後、洗い桶や鍋にぬるま湯と食器用洗剤を入れて簡単な「泡立て水」を作り、そこに食器を浸けておきましょう。スプレータイプの食器用洗剤を吹きかけておくのも、汚れの固着を防ぐのに効果的です。
日々の洗い物そのものを減らす工夫も取り入れると良いでしょう。大きめのお皿に主菜や副菜、ごはんをまとめて盛り付ける“ワンプレート化”は、洗い物が少なくなるだけでなく、盛りつけ次第でカフェ風の食卓にもなります。小さなお子さんがいるご家庭にも取り入れやすい方法ですよ。
無理なく続けられる小さな工夫で、食後の負担と衛生面の不安を同時に減らしていきたいものですね。
(和栗 恵)
伊藤 まき(いとう・まき)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize