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機内でのハプニングでCAが謝罪→降機しようとしたら… 日系航空会社のフライトで見られた「一流のおもてなし」が話題
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飛行機内で起きた小さなハプニング。着陸後、思いもよらない対応を受けることになったという投稿が、X(ツイッター)で話題になっています。海外生活10年、元空港グランドスタッフという、れい(@ray3my)さんに詳しいお話を伺いました。
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ロックされているはずのカートが動いてきた
昨年の夏頃、日本へ向かうために、日系航空会社の国際線を利用したれいさん。フライト中、客室乗務員(CA)が目を離した隙に、ロックをかけたはずの飲み物カートがれいさんのほうに向かってきました。とっさに片手で止めたところ、CAが慌てた様子で謝罪。チーフパーサーも、すぐに座席まで来たそうです。
れいさんにけがはなく、大きな事故にもなりませんでした。それから数時間後、着陸して飛行機を降りるときに、担当のCAからもう一度謝罪を受けたそう。ただ、驚いたのは“そのあと”でした。
なんと、隣の通路担当、さらにはビジネスクラス担当のCAにも「○○様、フライト中は大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした」と謝罪されたのです。
「3人目の方から声をかけられたあたりで、『どうして私と話していない人まで、私だとわかるのかな?』と思いました」と、れいさんは不思議に思いつつも、CAたちの対応に「『素晴らしいな』と感じた」と綴っています。
見えないところで行われていた“共有”
このとき、れいさんが感動したのは、CAたちの丁寧な声がけがあったからではありません。その理由について、続けて投稿しています。
「事案の発生後、そのCAさんが速やかにチーフパーサーに報告→CAさん全員に事案をシェア→私に知られないように各CAさんが私の顔を確認、顔を覚える。→私が降機するとき、声をかけてあいさつ。という接客の裏側に感銘を受けたからだ」
日頃の厳しい訓練や、研修で身につけたCAたちのプロ意識に、れいさんは脱帽した様子。「『一流のおもてなしがなせる業』だ。そんなふうに気づかせてもらえた出来事だった」と語っています。
2本にわたる投稿には、合計で約2.5万件の“いいね”が集まりました。返信(リプライ)には「たとえミスでも、その後の連携がちゃんととれていると、信頼につながりますよね」「この報連相が次の事故を防ぐきっかけになりますよね。みなさんそれがわかっているんだな、と」「プロフェッショナル集団ですね」といった声が寄せられています。
外資系航空会社で同様のことがあっても「sorry」だけ
れいさんは以前、外資系航空会社でも同様のハプニングを経験したそう。しかしその際は「Oops, sorry」という軽い言葉だけで、今回のような対応はなかったといいます。
「そのときも少し動いただけで、誰にも当たっていないので、私はその対応になんとも思っていませんでした」とれいさん。しかし、今回の経験で「やはり、日本のCAさんたちの安全への意識は、お客様の安心感に直結するのだなと思いました」と振り返ります。
「もともと空港や飛行機が好きなのもあって、CAさんやグランドスタッフさんの心遣いや対応を、気持ち良く受け取るのを楽しみにしています。日系のエアラインのサービスは過剰といわれることもありますが、やはりそこまでできることは、一定の評価を得て然るべきと思っています」
現在、「好きをスキルに、スキルを成果に」という理念のもと、オンラインサロン「スキラボ」にて、運営とライティング講師を務めているというれいさん。転職が決まり、また海外へ渡航する予定とのことです。これからも、飛行機内で素敵な気づきとの出合いがありそうですね。
(Hint-Pot編集部)
