カルチャー
「ドイツでも同じ問題が起こっている」 ドイツ在住のハンガリー人の気づき 既視感覚えた日本の変化とは
公開日: / 更新日:

日本では、若い世代を中心に都市部へ人が集まる傾向が続き、近年、その動きはさらに強まっているといわれています。25年以上にわたり日本を訪れ続けているドイツ在住の男性は、出張先の東京と秋田で、母国の状況とも重なるある変化に気づいたといいます。いったい、どんなことだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
長く日本を見続けてきた視点
ハンガリー出身で、現在はドイツのミュンヘンで暮らしているフランツさん。2000年に初めて日本を訪れて以来、定期的に出張で日本を訪れており、今回も仕事で約1週間の滞在です。東京と秋田に会社の拠点があるため、両都市を頻繁に訪れています。
25年にわたり日本を見続けてきたフランツさんはこの間、人の動きの変化を肌で感じているようです。
「25年前の初訪日時と比べると外国人観光客がとても増えたと思うけど、日本で働く外国人も増えているなと感じる。小売店などでよく見かけるよね」
観光客だけでなく、コンビニエンスストアや飲食店などで働く外国人の姿が増えたと実感している様子です。
「これは全体的に働き手が減ってしまっているからそうなっていると思うんだけど、僕がよく行く出張先の秋田ではそれがよりわかりやすい。若い人たちは都市部に行きたがって、高齢者ばかりになる」
秋田では、若年層の都市部への流出により、地域の高齢化と労働力不足が顕著になっています。フランツさんは出張を重ねるなかで、この変化を目の当たりにしてきました。
そして、この現象に既視感を覚えたといいます。
「でも、それはドイツでも同じ問題が起こっていて、若い人たちはやっぱり都市部で働きたいって思うんだよね」
ドイツでも、とくに旧東ドイツ地域や農村部では若者が都市部へ流出し、地方の人口減少と高齢化が進んでいます。ベルリンやミュンヘンなどの大都市に仕事や教育機会が集中する一方で、地方では働き手不足が深刻化しているのです。
約25年という長い期間、日本を見続けてきたからこそ気づける変化と共通点。これからも日本の移り変わりを見守ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
