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日本のトイレに外国人女性が絶句「えっ…ちょ…はぁ!?」 清潔だけではない、称賛した一面 「大事なことだね」

公開日:  /  更新日:

著者:Yo

音が流れる機能も備わった日本のトイレに仰天(写真はイメージ)【写真:写真AC】
音が流れる機能も備わった日本のトイレに仰天(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 世界をリードする、日本の精密な技術力。日常生活の中にも、世界が驚くテクノロジーが詰まっています。多機能な温水洗浄便座もそのひとつです。機能性と清潔さを両立させた日本のトイレは、海外から羨望のまなざしを向けられています。6月下旬からアメリカ・ロサンゼルスに住み、異文化の中で日本の良さを再発見しているYoさんの連載。第28回は、台湾人の友人が仰天した日本のトイレです。

 ◇ ◇ ◇

しゃべるトイレに仰天

 来日経験がないという、友人の台湾人女性。「みんな礼儀正しくて、街がきれい。とくにトイレが清潔だと聞いたことがある」と、日本に対して好印象を抱いています。しかし、日本のトイレはただ清潔なだけではありません。

「実は、日本には音声機能がついているトイレもあるんだよ」と教えると、彼女は「えっ……ちょ、ちょっと待って。はぁ!? どういうこと?」と、驚きのあまり目を丸くして固まってしまいました。

 温水洗浄便座については知っていた彼女ですが、音声案内機能がついたものがあるのは初耳だったようです。「ボタンがたくさんあるトイレの画像は見たことがあるけど、いったい誰がしゃべるのよ(笑)」と、冗談めかして笑っていました。

 日本には「おしりを洗浄します」「乾燥します」といった動作状況を伝えるものや、公共施設で視覚障がいのある人をガイドするためのものなど、音声案内が備わったトイレが多く存在します。

 便座の自動開閉や暖房便座、周囲を気にせず用を足せる擬音装置など、日本のトイレには、枚挙に暇がないほど多彩な機能が凝縮されています。これらの機能は、誰もが快適に使えるよう、日本のメーカーがおもてなしとユニバーサルデザインの精神を追求した、妥協なき技術の結晶なのです。

「単に豪華なだけじゃなくて、目の不自由な人のことまで考えて作り続ける日本の姿勢は本当に素晴らしいね。トイレひとつにそこまで情熱を注げるなんて、やっぱり日本は特別な国だわ」と、彼女の表情は感心へと変わりました。

台湾のトイレ事情

 彼女によると、台湾で温水洗浄便座が普及しているのは、高級ホテルや富裕層の家庭など、一部に限られるそうです。ちなみにロサンゼルスでは、公共施設でも、温水洗浄便座などが備わったトイレを見ることはありません。細かな機能が標準装備に近いレベルで普及している日本は、世界的に見れば非常に特殊で、進んだ環境なのです。

 世界に誇る日本のトイレ文化。それは、きれい好きな国民性に加え、限界なき企業努力によって支えられています。「もっと良いものを作り続けようとする日本の姿勢は素晴らしいと思う。トイレ以外でも、そういう意識が高いよね」と彼女は、感極まったように何度もうなずいていました。

 細部にまでこだわる誠実な姿勢と、使う人への深い思いやり。海外で不便を感じるたびに、日本の高度な技術力と優しさが詰まったおもてなしの心を、日本人として誇らしく感じます。

(Yo)

Yo(ヨウ)

新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばでアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した。大学時代はバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。仕事を含めて20か国近く訪れたものの、意思ばかり伝えてリスニングが苦手な一方通行イングリッシュに終止符を打つべく、英語習得にも励んでいるところ。