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「何も考えずに、その“時”を生きることができた」 イタリア人が日本で体験した至福の1時間 最高の癒やしを感じた光景とは
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訪日外国人のなかには、春の訪れとともに多くの人々が楽しみにしている風景があります。その美しさは一瞬で、だからこそ人々はその時間を大切にします。昨年の4月に初めて日本を訪れたイタリア人男性も、ある場所で特別な体験をしたといいます。いったい何に感動したのでしょうか。
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子どもの頃からの夢を叶えて
イタリア人のガエターノ・ジュンタさんは、2025年4月に17日間の日本旅行を楽しみました。彼女と2人で訪れ、日本で友人2人と合流。東京をはじめ11の都市をめぐったそうです。
「日本が大好き」だというガエターノさん。日本へ憧れたのは、漫画がきっかけでした。日本の文化にとても興味があり、ずっと実際に行ってみたいと思っていたそうです。
「子どもの頃から日本が好きでした。やっと大人になってお金を貯めて、夢の日本へ行くことができました」
高山での忘れられない花見
そんな彼が、日本で最も心に残った体験として挙げたのは、花見です。
「東京では花見は終わっていましたが、石川県の金沢近くで桜を見たのが忘れられません。ほかに、岐阜県の高山の桜も素晴らしかったですね」
お花見の魅力にも気がついたというガエターノさん。
「静かでリラックスできて最高でした。平和と温かさを感じました。普段、仕事がかなり忙しいので、ゆったりとした気分になれて、とても癒やされました」
高山では、1時間もの間、じっくり桜を観たそう。その経験は何事にも代えがたい、とても美しいものでした。
「何も考えずに、その“時”を生きることができた気持ちでした。とても心地良い感覚でした」
日本の花見文化は、単に桜を見るだけではなく、その場に身を置き、移ろいゆく美しさを静かに味わう時間も大切にします。忙しい日常から離れ、今この瞬間に集中する。そんな花見の本質を、彼は1時間という時間の中で感じ取ったようです。
小さい頃からの夢を叶えて訪れた日本で、桜の下で過ごした穏やかな時間。それは、彼にとって一生忘れられない宝物になったに違いありません。
(Hint-Pot編集部)