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「何だこれ!? こんなの食べたことない」  スイス人男子が衝撃! 「さっきから狙っていたのに…」と嘆く声が続出した日本の意外なお菓子とは

公開日:  /  更新日:

著者:Yo

語学学校のイベントで用意された日本のブース【写真:Yo】
語学学校のイベントで用意された日本のブース【写真:Yo】

 海外で暮らしていると、日本では当たり前に食べているものが、思いがけない反応を呼ぶ場面に出くわします。「そんなに驚く?」と思うほどの食いつきに、こちらが戸惑ってしまうこともあるほどです。6月下旬からロサンゼルスに住むYoさんが、アメリカ暮らしの実情や外国人から見た日本の印象などを綴るこの連載。第29回は、語学学校のイベントで“予想外の主役”になった、日本ならではのおやつについてです。

 ◇ ◇ ◇

スイス人やフランス人が大絶賛

 筆者が通う語学学校で先日、「Potluck(ポットラック)」というイベントが開催されました。これは、参加者が料理を持ち寄って楽しむパーティーです。語学学校らしく「自分の国の物を用意すること」がルール。欧州、南米、アジアなど20か国ほどの生徒たちが、自慢の一品を持ち寄りました。

 筆者が用意したのは、ロサンゼルスの日系スーパーで見つけたどら焼きです。最初に手に取ったのはスイス人男子でした。ひとくちかじった瞬間、「何だこれ!? こんなの食べたことない。おいしすぎる」と、たちまち虜に。「中身のこれは何?」と、小豆の食感を活かしたあんこに興味津々でした。

「スイスでも寿司とかは食べられるけれど、こういうお菓子は置いていない。甘すぎず、優しい味だね。スイスでも人気が出るかもしれない。ひとつしかないの?」と、名残惜しそうにします。

 フランス人男子も「本当においしいね。ロサンゼルスのどこで買ったの?」と、自分でも買いに行きたくなるほどの食いつきぶり。「もしかしたらフランス人のなかには苦手な人もいるかもしれないけれど、僕はめちゃくちゃハマった」と絶賛していました。

日本ならではの上品な味わいが大人気

 日本では家庭でも親しまれているおやつであり、手土産としても重宝されているどら焼き。ふっくらとした生地にあんこを挟んだその味わいには、日本の伝統が詰まっています。

 筆者が今回購入したのは、海外で日本食の普及を牽引する企業が展開するブランドのどら焼きでした。購入時の価格は5個入りで2.99ドル(約470円)。比較的に手頃な価格ですが、クオリティが高く、イベントの参加者には衝撃的なほど上品な味に感じられたようです。

 イベントでは、開封から5分でなくなるほど大人気。あとからブースに来たコロンビアの女子生徒は、「あの丸いお菓子はどこ? もうなくなったの!? さっきから狙っていたのに……」と、肩を落としていました。

 世界にはおいしいものがあふれていますが、日本人が大切にしてきた繊細さや素材へのこだわりが、国境を越えて愛されるのは日本人として誇らしく感じます。どこへ行っても人々を魅了する、日本の食の底力を再確認した一日でした。 

※1ドル=158円で換算(1月20日現在)。

(Yo)

Yo(ヨウ)

新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばでアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した。大学時代はバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。仕事を含めて20か国近く訪れたものの、意思ばかり伝えてリスニングが苦手な一方通行イングリッシュに終止符を打つべく、英語習得にも励んでいるところ。