海外ニュース
エリザベス女王 メーガン妃とヘンリー王子を「温かく迎え入れよ」 王室メンバーへ直々に厳命
公開日: / 更新日:
メーガン妃ヘンリー王子エリザベス女王森昌利ロイヤルファミリー
最後の公務でイギリスへ一時帰国する予定の夫妻 3月の「コモンウェルス・デー」
毎年3月の第2月曜日は「コモンウェルス・デー」で、旧大英帝国に由来するゆるやかな連合であるイギリス連邦(コモンウェルス)の祝日である。式典には王室メンバーが集結するが、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻にとっては、最後の公務に。このほどエリザベス女王が王室メンバー全員に対して直々に「2人の帰国を温かく迎え入れるように」と厳命したことが明らかになった。英紙が伝えた。引退表明直後には動揺が伝えられた女王だが、ヘンリー王子とメーガン妃がイギリスを離れた後に、女王がカナダ要人から贈られたブローチをつけて大衆の前に姿を見せたことから、「孫を支援する気持ち」を密かに送ったと報じられたこともあった。
◇ ◇ ◇
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が伝えたところによると、王室筋は次のように話しているという。
「エリザベス女王は、王室全員が揃ってメーガン妃とヘンリー王子を温かく迎え入れるようにと強く希望しています。もちろん、王室内には今回の引退でややこわばった雰囲気もありますが、女王はそうした感情をいったん忘れるようにと願っています」
エリザベス女王がサセックス公爵夫妻の一時帰国をスムーズに行いたい意向であることを明かした。一方で、王室引退後には夫妻に対して「ロイヤル」の文字を商標で使用することを禁止する決断をしたと伝えられた女王。そうしたつらい決断があったからこそ、王室メンバーが揃うヘンリー王子とメーガン妃の最後の公務の場を、友好的に締めくくりたいという思いも強いのだろう。
ともかく、これがメーガン妃とヘンリー王子の王室メンバーとしての最後の公務。スムーズに有終の美を飾れるのか、注目の式典まではあと2週間と迫っている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)