話題
なぜ仕切りが半分だけ? 海外ホテルのシャワールームに疑問→ドイツで清掃経験ある女性の回答に納得 「そんな理由が!」
公開日: / 更新日:

海外のホテルで見かけることがある、仕切りが半分しかないシャワールーム。「なぜこんな構造なの?」と疑問に思った経験がある人もいるでしょう。ドイツでホテル清掃の経験を持つ女性が明かした、海外の“シャワールーム事情”がX(ツイッター)で注目を集めています。投稿者の昼行燈(@Liutoliuto)さんに、詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
ドイツのホテル清掃で感じた合理的な理由
世界56か国を旅し、現在ドイツで暮らす昼行燈さん。ある日、海外ホテルのシャワールームをめぐる投稿がXで大きな話題になりました。
その投稿には、グレーのタイル壁に囲まれたシャワースペースの写真が添えられています。壁に固定されたシャワーヘッドの前に立って浴びるタイプで、ガラスの仕切りは片側一部のみ。床には段差や囲いがなく、洗面スペースと同じ高さのまま続くフラットな造りになっています。そのため、このままシャワーを浴びると、湯が洗面スペース側へ流れてしまい、水浸しになってしまいそうです。
ドイツのホテルで清掃経験がある昼行燈さんは、この投稿を引用リポストする形で、なぜこのような構造になっているのか、自身の考えを綴っています。
「掃除が早い。水道水に鉱物成分が多く含まれる地域では、Tの字型ガラス掃除機だけであちこち水滴と石灰落としができる凹凸のない壁が一番良い。シャワーカーテンは不潔になりやすく、頻繁に交換が必要」
さらに「人件費が高い国ではけっこう重要なんです」と、清掃効率が重視される背景についても明かしています。
この投稿には1.5万件の“いいね”が集まりました。また、リプライ(返信)には、「そんな理由が!」「我が家も今このタイプですが、本当に掃除が楽になりました」「へえーおもしろい。土地が変われば文化(水)が違うと」「ためになる!」といった反応が寄せられています。
氷河期世代、ドイツで見つけた働き方

昼行燈さんは就職氷河期世代で、当時は希望する進路に進むのが難しかったといいます。そこでお金を貯めてドイツの大学に進学。在学中に経験したのが、ホテル清掃のアルバイトでした。その仕事を通じて、現地での生活に役立つ情報を多く得たといいます。
「軟水が当たり前の地域の出身だったので、ドイツのホテルで働くまで、水道水にミネラル成分が含まれていること自体、知りませんでした。日本では見かけない道具の使い方や、暮らしの知恵のようなことを、たくさん学ぶことができました。また、ホテルのレストランでときどき調理補助もさせてもらい、ドイツの台所用品の扱い方や、日本にはない食材の調理法も知ることができ、とても有意義な思い出になっています」
こうした経験もあってか、昼行燈さんはドイツでの生活で困ることはほとんどないといいます。
「ドイツで暮らしていても、とくに不便はありません。母国語ではないハンディはありますが、発音と文法が多少違っていても、言いたいことは伝わっているように感じます。むしろ暮らしやすいと感じることも多く、ドイツのほうが自由が多いと感じることも、そのひとつです。私は昭和の価値観のなかで育ったから、とくにそう思うのかもしれませんね」
ドイツで暮らして今年で23年になる昼行燈さん。現地での生活や仕事の経験を通して、今回の疑問にも自身の視点から答えてくれました。
(Hint-Pot編集部)
