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14万円で買った20年前のワンピース→50代で着てみると… “とんでもないお宝”に「イングランドの貴婦人」「お美しい」の声
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当時のファッション文化と「衣装」への思い

あすかさんがこのワンピースを手に取った背景には、当時の独特なファッション文化もありました。
「『ピンクハウス』が社会現象となったのは80年代。90年代に入ると流行遅れとして世間の目は冷ややかになり、テレビで着続ける数名の芸能人を除けば、基本的には“オタクファッション”として認識されていました。当時、この系統の服を見かける場所といえば、年2回のファッションショーか、コミケ(コミックマーケット)などの同人誌即売会くらいだったんです」
意外な場所の名が挙がりましたが、あすかさん自身も当時は作り手としてその熱狂のなかにいました。
「サークルでブランドのファンブックのようなものを作っていたので、コミケやショーの際にこの一着を着ていました。今では会場で見かけることはほとんどありませんが、当時は本当によく見かけた光景だったんですよ」
とはいえ、決してそのスタイルだけに固執していたわけではないと話します。
「当時も今も、いつも常にこの服でなくては! という感じではありません。ほかのブランドも着ますし、私にとってこれらの服や着物は、デザインや柄そのものを愛でる『衣装』のような感覚なんです」
メンテナンスの秘訣は「適度な通気性」
30代からは着物も嗜むようになったあすかさんですが、根底にあるのは「デザインや柄そのものを愛でる」という“衣装”への愛着です。20年以上経っても新品のような美しさを保つための保管方法にも、こだわりを感じます。
「ロングコート用の丈の長い衣装カバーに入れて、クローゼットに吊るしていました。逆にビニールに入れて衣装ケースにしまっていたものは茶シミが浮いてしまった経験があるので、適度に通気がいい状態を保つのが重要なのかもしれません」
普段着は「気配を消せる」というボーダー柄を愛用し、特別な時には思い出の詰まった“勝負服”で自分を表現する。そんなあすかさんの等身大で凛としたライフスタイルは、年齢を重ねることを楽しみにさせてくれます。
あすかさんの日々の装いや、愛する猫たちとの暮らしは、ブログ「着物と猫とカネコ系」でも詳しく綴られています。
(Hint-Pot編集部)