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「服くらい良いのを買え」 全身ユニクロコーデの女性にまさかの苦言 服は出会いを選ぶ? ネットも反発「価値観ゆがんでる」
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全身UNIQLO(ユニクロ)に身を包んだ起業家女性に向かって某自動車メーカー社長が放った言葉に驚きが広がっています。「服くらい良いのを買え」の説教にX(ツイッター)ユーザーからは「価値観ゆがんでる」といった声が相次ぎました。このやりとりを今月投稿した残業キライ子ちゃん(monamick30)に詳細を聞きました。
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全身ユニクロで問題なし 「大切なのは見た目より支えてくれる人」
あまりにあきれたのか、「久々に言うけど」と前置きした残業キライ子ちゃん。全身ユニクロ姿の残業キライ子ちゃんを見て某自動車メーカーの社長が「服くらい良いのを買え。カバンだってアクセサリーだって。自分の身なりに見合った人としか知り合えないもんだ」と言い放ったそうです。当時の残業キライ子ちゃんのコーデはライトダウンジャケット、スキニーパンツ。靴以外はインナーも含め全てユニクロだったといいます。
この社長はなぜそういう言い方をしたのでしょうか? と質問したところ、「それ相応の出会いしかやってこないって意味だと思いました。要するに全身UNIQLOの人に、全身VUITTONの人は寄ってこない、と思ったのでしょう」と答えた残業キライ子ちゃん。「今の自分を受け入れてくれて、足りない部分を補い合えて、支えてくれる人が一番大切だと思ってる。年収が10倍超えした私が言うんだから間違いない」と続け、その“支えてくれる人”の正体は「夫だ」と投稿しています。
社長の発言についてXユーザーからは「服や持ち物で人間を評価するほうが価値観歪んでるんじゃないでしょうか」「社長さんのほうが古い価値観」「一番近くの大切な人に代わるものはない」「カッコいいです。自分もそう言われる夫になるように頑張っていこう」などの声が寄せられています。
今後の衣装についても残業キライ子ちゃんの信念に揺らぎはありません。1年ほど前の投稿では「年収が300万超えても1000万超えても3000万超えても、休みの日は全身UNIQLOコーデ。2万の靴を見て『高すぎ!』って思う夫の価値観が好きだし、子ども3人育児中の超リッチなママ友が『お金より好きなことをやりたいの。給食のおばちゃんになる!』って価値観もマジで好き。要するに、そんな環境って幸せ」とつづりました。気持ちは今もそのままです。
改めて夫への信頼を聞くと「世帯の手取り月10万の頃も、不妊治療中も、子育ても、震災で別居中も、起業も。一緒に乗り越えてきたパートナー。堅実で誠実なのにドレッドだったりモヒカンだったり、見た目チャラ男に見えがち。最近はわりと普通です。夫の代わりもいないし、私の代わりもいないと思っています」とキッパリ。
起業9年目。女性雇用に特化した17店舗の美容室などを運営しながら2年前にXを始め、その反響が縁で今年6月に単行本エッセー「人生山と谷しかないけど、なんだかんだ幸せです」(KADOKAWA刊)を出版しました。
今後のライフスタイルにも余裕があります。もちろんコーデへのこだわりも変わりはありません。
「価値観は人それぞれですが、所得が上がるたびに物欲はなくなるし、物より経験だし。子どもたちのやりたいことに使いたい。無理して買うハイブランドの服とか高級車より、洗濯機でジャブジャブ洗えるUNIQLOとか、子どもたちを乗せてガンガン出かけられるファミリーカーが好き。そんな感じのコーデです」
某自動車メーカーの社長は、こうした残業キライ子ちゃんの生き方をどう思うのでしょうか? 返事を聞いてみたい気がしますね。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)