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「何これ!?」 スイス人をうならせた日本の味 フランス人も「どんどん食べちゃう」と絶賛したものとは
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日本のお菓子は、ひとつの商品でも多彩なフレーバーが展開されているのが特徴です。地域や期間が限定されたものなども多く、売り場には常に新しい味が並びます。こうした味のバリエーションが、外国人にとっては新鮮に映るようです。アメリカ・ロサンゼルスで暮らすYoさんが、現地生活や外国人から見た日本の印象を綴るこの連載。第33回は、スイス人を驚かせた日本のポテトチップスの味についてです。
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スイス人が堪能した日本ならではの味
語学学校の休み時間、ポテトチップスの「のりしお味」を開けました。ロサンゼルスでも、日系のスーパーマーケットで手に入ります。「どこで買ったの?」と、興味を示したスイス人の女子生徒。1枚食べた瞬間、「何これ!? めちゃくちゃおいしい!」と目を見開きました。
のりしお味は、塩味の中に青海苔の風味を効かせた、日本ならではのフレーバー。シンプルながら奥行きのある味わいで、日本で親しまれています。
「塩加減が素晴らしい。もちろんスイスにもチップスはあるけど、塩味か、食塩不使用のものしか選べない場合がほとんど。だから、その中間のような味のものがあるのはとってもありがたい。スイスで販売されたら人気が出ると思うよ」
ジャガイモの甘みと磯の香りを感じる和風の味わいに、彼女は「お酒の合間のいいクールダウンになるわね」と言いながら、手が止まりません。スイスにはないフレーバーが、新鮮に感じられたようです。
日本のお菓子は種類が豊富
スイス人がのりしお味を絶賛すると、その様子に引き寄せられるように、ほかの生徒たちも次々と集まってきました。
フランス人の男子生徒は「フランスにこの味はないよ。ちょっと似たものはあるけど、同じではない。これならどんどん食べちゃうね」と笑顔を見せます。さらに、ドイツ人の生徒も「いいね! ついつい手に取っちゃう」と気に入った様子。気がつけば、袋の中身はあっという間になくなっていました。
訪日経験がある韓国人の生徒は、「さすが日本。チップスだけでも種類がたくさんある」と、日本企業が長年積み重ねてきた工夫や挑戦に感心していました。
日本の菓子メーカーは、定番の味を守りながらも、常に改良を重ね、新しいフレーバーの開発にも力を注いでいます。消費者の好みの変化や細かなニーズに向き合い続ける姿勢が、多彩な商品展開につながっているのです。
当たり前のように手に取っている、一袋のスナック菓子。その裏側には、味のバランスを追求する研究や試作の積み重ねがあります。そうした企業努力があるからこそ、日本の味は国境を越えて、人々の心を掴むのかもしれません。
(Yo)
Yo(ヨウ)
新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばでアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した。大学時代はバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。仕事を含めて20か国近く訪れたものの、意思ばかり伝えてリスニングが苦手な一方通行イングリッシュに終止符を打つべく、英語習得にも励んでいるところ。
