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イタリア人「とても好きです」 日本で忘れられない味に遭遇→帰国後も自作するほど気に入った日本食とは
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寿司やラーメン、天ぷらなど、いまや世界でも大人気の日本の食文化は、外国人観光客を魅了しています。訪日経験があるイタリア人男性は、旅の途中で出合った一品に心を奪われていました。帰国後もその感動が忘れられず、今では自ら作って楽しんでいるといいます。いったい、どんな食べ物だったのでしょうか。
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独学で日本語を習得 2024年に初訪日
中世の美しい街並みが残る、イタリア・ペルージャ。そこで暮らすエマヌエル・ルベッリーニさんは、折り紙&くす玉アーティストとして活動しています。もともと日本文化への関心が高く、独学で日本語を勉強し、日本語検定への挑戦も続けてきました。
「コロナ禍の前に、独学で日本語を勉強し始めました。2019年から1年間勉強し、コロナの時期にフリーな時間があったので、集中して勉強しました」
念願の初訪日を叶えたのは、2024年7月。2週間の滞在中、前半は京都や大阪、奈良をめぐり、後半は東京を中心に過ごしました。
イタリアでも作り続ける情熱
数々の日本料理を堪能したというエマヌエルさん。そのなかで、最も心を奪われた食べ物があるといいます。関西と関東、それぞれの地で味わい、すっかり虜になってしまったのだとか。
「たこ焼きはとても好きです。大阪と京都で食べました。京都の旅館に泊まり、その後、東京の旅館でも食べました」
たこ焼きへの愛は、日本での思い出として終わりませんでした。帰国後もその味が忘れられず、なんとイタリアで自ら作るようになったといいます。
「あまりにも好きで、イタリアでも自分で作って食べています。数日前にも作って食べました。小麦粉は日本から取り寄せて、作っています」
たこ焼きは、大阪で誕生して以来、関西地方を中心に庶民の味として親しまれてきました。外側は香ばしく、中はクリーミーでトロトロの食感が特徴で、ソースやマヨネーズ、青海苔、カツオ節といったトッピングが絶妙なハーモニーを奏でます。
わざわざ日本から小麦粉を取り寄せてまで、本場の味を再現しようとするエマヌエルさん。言葉や文化の壁を越えて、多くの人々に愛される日本の食文化の魅力を、深く感じたようです。
(Hint-Pot編集部)
