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「お返しをする習慣がない」 イギリス人が驚く日本独自のイベント 紳士たちが愛する意外なものとは

公開日:  /  更新日:

著者:斎藤 理子

紳士とチョコレートの関係

チョコレートはイギリスで大人気(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
チョコレートはイギリスで大人気(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 イギリスでは男性も甘いもの好きが多く、チョコレートを溺愛している人も少なくありません。多くのイギリス人男性に「チョコレート好き?」と聞いてみたところ、答えは皆さん「もちろん!」。なんでそんな当たり前のことを聞くんだろうといわんばかりの顔をされます。

 ロンドンの街角では、りゅうとした身なりの紳士がポケットからバータイプのチョコレートを出してもぐもぐ食べている姿をよく見かけます。日本ではスーツ姿のおじさまが街角でチョコレートを食べている姿なんてほぼ見たことがないので、この光景にはけっこう驚きます。

 礼儀作法にはうるさいはずのイギリス人ですが、“チョコレートが今すぐ食べたい欲”に関してはどうやら例外のようです。イギリス女性だって同じくらいチョコレートが好きなはずなのに、街角もぐもぐはほとんど男性に限るのも不思議です。

 ヨーロッパのほかの街ではあまり見ない光景で、そこからもイギリス人男性がいかにチョコレートを好きなのかがよくわかります。

チョコレートは最強の手土産

 ちなみに、イギリス人にちょっとしたものをプレゼントするとき、一番喜ばれるのがチョコレートです。手土産などでも、チョコレートさえ持っていけば喜んでくれるので、何も考えなくてよくて楽と言えば楽です。

 でも、彼らは“人類みんなチョコレートが好き”だと思っているので、ホームパーティをやると、ゲスト全員がチョコレートを持ってきて困ることもよくある話です。

 イギリスのスーパーマーケットやデパートのチョコレート売り場は大抵、魚売り場より広く、混雑しています。自動販売機などほとんど見かけないロンドンの地下鉄ですが、なぜかチョコレートの自販機は置いてあったりします。

 そして、いつも誰かしら(ほぼ男性ですが)、チョコレートを買って食べているのが日常の風景です。

(斎藤 理子)

斎藤 理子(さいとう・りこ)

出版社で雑誌編集に携わったあと、イギリス・ロンドンなど海外に長年在住し、世界中をめぐって各地の食文化を体験。帰国後は日本国内外の食材生産者から、ミシュラン三つ星レストランや街角の立ち飲み店まで、幅広い食の現場を取材・執筆している。主な著作に「イギリスを食べつくす」(主婦の友社刊)、「隣人たちのブリティッシュスタイル」(NHK出版刊)がある。また、「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフによる連載記事を編集・監修した「田舎のリストランテ頑張る」(マガジンハウス刊)の編著者でもある。2011年には、イギリス政府観光庁よりメディアアワードを受賞。現在、やまがた特命観光・つや姫大使を務める。