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世界で愛される日本の「ポッキー」「プリッツ」 意外と知らないポイントや海外で人気のワケ

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著者:Hint-Pot編集部

さまざまなフレーバーがある「ポッキー」と「プリッツ」【写真:Hint-Pot編集部】
さまざまなフレーバーがある「ポッキー」と「プリッツ」【写真:Hint-Pot編集部】

 遠足をはじめ、さまざまなシーンのおやつとして親しまれている「ポッキー」と「プリッツ」。海外でも多くの国と地域で販売され、世界中で愛されています。11月11日は、「ポッキー&プリッツの日」。意外と知られていないこともある「ポッキー」と「プリッツ」について、江崎グリコ株式会社Pockyマーケティンググループの槌田智子さんと広報の川端瑚子さんにお話を聞きました。

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身近なお菓子「ポッキー」と「プリッツ」 意外と知られていないこと

 定番のロングセラーで、多くの人から親しまれている「ポッキー」や「プリッツ」。身近な商品だからこそ、“知っているようで知らないこと”もありそうです。川端さんによると、それぞれのコンセプトに違いがあるといいます。

「『ポッキー』は『Share happiness!』といって、分け合って食べていただく。『プリッツ』には『自分のための自由な時間をより充実したものに!』というコンセプトがあります」

 誰かと一緒に楽しむ「ポッキー」と、ひとり時間を意識している「プリッツ」。コンセプトのほかにも、意外と知られていない面があると、槌田さんは語ります。

「昨年の秋に『つぶつぶいちごポッキー』と『アーモンドクラッシュポッキー』をリニューアルした際、『#ポッキーってじつは』というキャンペーンを行いました。おなじみの『ポッキーチョコレート』や『ポッキー<極細>』にも、食物繊維やカカオポリフェノールが含まれていることを、シールを貼って紹介。機能性表示食品ではありませんし、お菓子なのでおいしく、楽しく食べていただくものです。ただ、キャンペーンによって知っていただき、SNSなどで『罪悪感なく食べられて、うれしい』といった反響がありました」

 従来の商品も同様の成分はあったなか、こうした情報にフォーカスした背景には、「これまで以上にお客様の健康志向の高まりを感じた面もあった」と川端さんは話します。

「2019年に、『プリッツ』は10年ぶりに大幅リニューアルし、食物繊維も増え1日の不足分の約30~40%が補えるようになりました。味付けに使用するシーズニングには、繊細な旨味を感じやすくする微粒子パウダーを採用。また、ブイヨンを効かせるなどで、塩分を抑えています。“気づいたら、体にいいおやつになっている”といった感じですね」