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自転車での歩道通行は全面禁止? “原則車道の左側”に子育て世代から不安の声…識者が語る例外とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム・佐藤 佑輔

「交通量が多い」かどうかの判断は本人次第…重要なのは歩道内での通行の仕方

自転車の安全利用促進委員会メンバーの谷田貝一男氏【写真:Hint-Pot編集部】
自転車の安全利用促進委員会メンバーの谷田貝一男氏【写真:Hint-Pot編集部】

 2の「交通量が多い」かどうかの判断については、自転車利用者本人が「怖い」と感じるかどうかで、明確な基準はありません。怖いと感じた際に歩道に入ること自体は問題ありませんが、重要なのは歩道内での通行の仕方。歩道を通行する際には、すぐ止まれる速度(徐行)で通行すること、歩道の中の車道寄りを通行すること、前から来る歩行者が回避しにくい場合は自転車が止まること、後ろから歩行者を無理に追い越さないこと。これらのルールを守っていれば、歩道を通行していても青切符の対象となることはありません。

 これらの例外規定は周知が不足しており、「歩道は一切通ってはいけない」と誤解している方が非常に多い状況となっています。この機会に、他の違反行為についてもおさらいしておきましょう。

 最も重い反則金1万2000円の違反は、走行中のスマートフォン操作などのながら運転です。信号無視は6000円、傘差し運転やイヤホンを装着したままの運転、無灯火運転、「止まれ」の標識の前で足を着いて止まらない一時不停止などは5000円となっています。学生によく見られる並走運転にも3000円の反則金があります。

 青切符となるのは違反があっても事故に至らなかった場合で、実際に事故を起こしたり、飲酒運転や妨害運転などの悪質な違反行為の場合は、これまで通り赤切符で刑事罰の対象となります。

 交通事故全体の件数は年々減っていますが、自転車の事故は高止まりの傾向が続いています。免許がなく、講習会などの認知度も低い自転車は、利用者が交通ルールを知る機会が少なく、車両の一種であるという意識が希薄になりがちです。今回の新制度を機に、自転車利用者にも交通ルールの認知と安全運転の意識が浸透することを期待します。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム・佐藤 佑輔)