自転車先進国の欧米諸国と比較しても、交通手段分担率において自転車は高い水準だという日本。最近では自転車に関する標識も増えているので、よく覚えておくといいでしょう。烏山自動車学校（栃木県那須烏山市）の教習指導員・小西隆さんに解説してもらいました。第3回は“超レア”な自転車に関する道路標識です。

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すべて撤去されていて現在では見ることができない

　青地に白抜きで、自転車2台が並んで走っています。これはいったい、何を表しているのでしょうか？　また、どうやって走ればいいのでしょうか。小西さんによると、意味は「並進可」とのこと。

「『普通自転車が2台並んで通行できます』という意味です」

　この道路標識は非常に珍しく、かつて全国2都市にしかありませんでした。ただし、道路交通法では自転車が並走することは禁止されています。そのため、現在ではこの標識は撤去され、見ることができないのです。

　自転車は、道路交通法において軽車両に位置付けられています。自転車に関する標識もさまざまあります。それらを理解し、横暴な運転はせず、互いに思いやりながら安全運転を心がけましょう。

（Hint-Pot編集部）