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ロシア人「我慢した」 日本のホテルで困惑 「発想もなくて」使い方がわからなかった意外なものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ロシアから来たセルゲイさん【写真:Hint-Pot編集部】
ロシアから来たセルゲイさん【写真:Hint-Pot編集部】

 海外を旅行すると、気候や文化の違いなどから、思いがけない場面で不便さを感じることがあります。語学留学のため日本を訪れたロシア人男性も、初めての滞在で予想外の事態に直面し、我慢を強いられたといいます。いったい、どんなことに困ったのでしょうか。

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日本文化への深い愛情と心地良い距離感

 ロシア出身で現在、日本に語学留学中のセルゲイさん。初めて訪れたのは2年前の旅行だったといいます。その旅行を通じて日本の魅力にすっかり惹き込まれ、移住を決意しました。

「日本の映画やアニメを観て、子どもの頃から興味はあったけど、実際に来てここに長く滞在したいと思って、昨年9月にフランスから日本へ移ってきたんだ。住んでみると、人は優しいし、距離感やパーソナルスペースを大事にするところがいい。住みやすくて居心地がいいです」

 他者を尊重し、適切な距離感を保とうとする日本人のコミュニケーションスタイルが、彼自身の性格にとてもフィットしているようです。

母国の常識が通用しない室内の設備

 日本での暮らしにすっかりなじんでいる様子のセルゲイさんですが、2年前の初訪日時には、思わぬカルチャーショックを経験していました。それは、宿泊先のホテルでの出来事です。

「今まで寒い地域での暖房といえばヒーターしか使ったことがなかった。でも、初めて日本のホテルに泊まったとき、ヒーターが見当たらないから寒くても我慢したんです。日本ではクーラーに暖房機能があるのを知らなくて、発想もなくて……。今だったらわかります(笑)」

 冬になると氷点下を大きく下回るロシアでは、セントラルヒーティングと呼ばれる暖房システムが部屋に備えつけられているのが一般的です。そのため、冷房機能だけだと思っていたエアコンから、スイッチひとつで暖かい風が出てくるのは、ロシアの常識からはまったく想像もつかないものでした。

 1台で冷房も暖房もこなすエアコンは、限られた居住スペースを有効活用する日本では、欠かせない家電のひとつです。今ではすっかりその便利さに魅了され、快適に使いこなしているというセルゲイさん。これからも日本ならではの文化や技術にたくさん触れながら、充実した生活を送ってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)