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「児童養護施設出身の私と一緒になるなんて許してもらえるのか」 恋人の実家にあいさつに行った20代女性 両親からの温かな言葉に感動の声
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お付き合いしている人の実家にあいさつへ――。多くの人にとって緊張する瞬間ですが、ある女性にとっては特別な思いがありました。自身が児童養護施設で育ったという背景があり、「受け入れてもらえるだろうか」と不安を抱えたままでの訪問。そんな女性を優しく迎え入れた恋人の両親の言葉が、スレッズで大きな反響を呼びました。心温まるエピソードには11万件の“いいね”が。投稿者のさくら(white_yui2618)さんにお話を伺いました。
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「娘が1人増えただけよ」温かく迎え入れてくれた言葉
投稿者のさくらさんは今年26歳で、公立小学校の養護教諭として働いています。幼少期に母親から児童虐待を受け、児童養護施設で生活した経験を持ちます。社会的養護出身者の奨学金団体で学生支援に取り組んだり、SNSで児童養護施設出身者としてこれまでの経験や思いを発信したりしています。
そんなさくらさんが入籍を報告するとともに振り返ったのは、約1年前に恋人の実家へあいさつに行った日の出来事でした。
施設出身であることは、事前に彼から両親へ伝えてもらっていましたが、「児童養護施設出身の私と一緒になるなんて許してもらえるのか」――そんな不安を抱えながら、玄関をくぐりました。
「本当は紅茶なんて出すおうちじゃないのよ」
緊張するさくらさんに対し、彼の母親はそう言ってくすっと笑いながら、ティーカップとショートケーキを置いてくれたそうです。壁には、彼が幼い頃の写真や賞状、習字などがたくさん飾られていました。両親が大切に育ててきた証を順に眺めながら、さくらさんはゆっくりと紅茶を口にします。
「私には、幼い頃の写真はほとんど残っていません。だからほんの少し羨ましいけれど、でもより一層、彼を愛しく感じました」
さくらさんはそう率直な思いを綴っています。帰り際、彼の母親はこう声をかけてくれました。
「気張らないでいつでもおいで! 娘が1人増えただけよ」
その隣で父親も何度も首を縦に振りながら、優しく見守ってくれていたといいます。
投稿には、青空を背景にお揃いの結婚指輪をつけた2人の手の写真も添えられていました。「これからは、前を向いて歩んでゆけそうです。私を選んでくれてありがとう!!」と感謝の言葉で結んだこの投稿には、なんと11万件もの“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には「娘が1人増えただけ、か。あなたにはお父さんとお母さんが増えましたね。どうか末永くお幸せに」「おめでとう。偏見のないご家族で羨ましい」「素敵なエピソード! 涙があふれました」など、温かな言葉が並びました。