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発達障害の女性が結婚、入籍報告に「子どもは作るな」 非情な声に心痛 葛藤の末の決断「二人で…」
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発達障害を持つ23歳の女性がネット上で入籍を報告、祝福の声の一方で「子どもは作らないで」など心ない言葉が多く寄せられ、物議を呼んでいます。女性は続く投稿で「お互い子供は作らないって決めてます」「わたしが発達障害じゃなかったら子供も望めたのかなと泣いてしまうこともあります」と切実な心境を吐露。悲壮感あふれる決断の陰には何があったのでしょうか。精神疾患の当事者としてSNSで発信を行う天羽愛華(@o2_nmo)さんに、涙の結婚報告に秘めた思いを聞きました。
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発達障害当事者の入籍報告に対し、「子どもは作らないで」といった心ない声も
「発達障害のわたし×放デイスタッフの彼
付き合って4年記念日の今日 3/5入籍しました」
今月5日、SNS上に投稿された写真には、3つの指輪が並んだ婚姻届と、仲むつまじく寄り添う二人の姿が収められています。
投稿には「おめでとう。幸せになってね」「末永くお幸せに」といった祝福の声が多数寄せられた一方、「絶対に子供作らないでくださいお願いします」「子供の未来のためにも絶対に子供はもうけないでほしい」といった心ない声も。「あまりに心無いツイート多すぎないか?」「周りがとやかく言うことじゃない」「素直におめでとう、で良いのにね。本当終わってる」「子どもは絶対産むなばっかりあって、そういうところがこの国の少子化が進む原因なんだよなって思った」など、2人の胸中を気遣う投稿が相次いでいます。
幸せいっぱいの入籍報告に水を差す、辛辣(しんらつ)なネットの声。天羽さんは続く投稿で「わたしたちは沢山話し合って子供を作らないと強く決めています わたしが発達障害じゃなかったら子供も望めたのかなと泣いてしまうこともありますが おじいちゃんおばあちゃんになるまでふたりでいろんな所に出かけたりゆっくりゆっくり生きようと思います」と、子どもをもうけないという夫婦の決断を綴っています。
いったい、どんな思いがあったのでしょうか。天羽さんは自身の病気と半生について、こう振り返ります。
「ADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉症)、LD(学習障害)の診断を受けていて、中学1年生から不登校になり、2年生からは精神科に通院、閉鎖病棟での入退院を繰り返してきました。高校生くらいからバイトに挑戦しましたがどれも1か月続かず、高校も卒業できませんでした。
家族も最初は発達障害とは何か知らなかったため、けんかの毎日で私は家に帰れなくなりました。今で言われるトー横みたいな場所に通い、私と似たような境遇の子たちと昼夜問わず一緒にいました。少しずつ親も理解をしてくれるようになって、20歳になる頃には私も落ち着き、今は支えてくれている親にとても感謝しています」
