話題
「そんな自転車見たことはほとんどない」 自転車の右折ルールに戸惑いの声続出 浮き彫りになった“現実とのズレ”
公開日: / 更新日:

自転車の交通違反に対して反則金を科す、いわゆる「青切符」制度が4月1日から適用されるなか、あらためて確認しておきたいのが基本ルールです。日常的に利用する人も多い自転車ですが、「正しく右折できているか」と問われると、自信がない人も少なくありません。神奈川県警が発信した“あるルール”をめぐり、SNSでは戸惑いの声が相次いでいます。
◇ ◇ ◇
「車のようには曲がれません」 図解つきの注意喚起が話題に
話題になったのは、神奈川県警察本部交通部交通総務課の公式X(@kpp_koutuu)の投稿です。
「自転車は二段階右折です」
そう呼びかけ、信号機のある交差点で右折する際の通行方法をイラストつきで紹介しました。自転車は車のようにそのまま右折するのではなく、いったん直進して停止し、向きを変えてから、改めて青信号で進む必要があると説明しています。
投稿では「車のようには曲がれません」「丁字路も同じです」と念押しされており、基本ルールの再確認を促す内容となっています。
「そんな自転車ほとんど見ない」 現場感覚とのズレに疑問の声
しかし、この投稿に対し、リプライ(返信)には「この状態の丁字路で赤信号を守る自転車を見たことはほとんどない」と、現実とのギャップを指摘する声が多く寄せられました。
さらに目立ったのが、戸惑いの声です。「免許を取得してないのに二段階右折しろって無茶ですよ」「向きを変えたとき、停止線を超えていても良いの?」など、自転車は免許が不要で誰でも利用できる一方、交通ルールを体系的に学ぶ機会は多くありません。そのため、知っている前提と実際の理解の間にズレが生じている実態もうかがえます。
ほかにも、「自転車通勤してるので、ルールに則って走ってみたけれど、ここの右折をどういけば良いかわからなくて……」と、写真付きで具体的な交差点の状況を示しながら、現場での判断の難しさを訴える投稿も見られました。道路の形状や交通量によっては、どこで待つべきか迷うケースも少なくないようです。
なぜ必要? 安全のための“二段階右折”
そもそも、自転車に二段階右折が求められるのは、安全確保のためです。車体が小さく速度も遅い自転車が、右折レーンで自動車と並んだり、交差点の中央を横切ったりするのは危険を伴います。
そのため、いったん直進してから向きを変えることで、車との交錯を減らし、安全に右折できるようにしているのです。
自転車は子どもから大人まで幅広く利用される身近な乗り物。だからこそ、「なんとなく」で済ませていたルールをあらためて見直す必要がありそうです。
(Hint-Pot編集部)