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メーガン妃の“王室引退”を英著名女性作家が擁護 出産時の行動にも言及 「この国の深い潜在意識には差別が残っている」

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

激しいバッシングが続くメーガン妃だが、擁護の声も上がっている【写真:Getty Images】
激しいバッシングが続くメーガン妃だが、擁護の声も上がっている【写真:Getty Images】

キャサリン妃も「正直、怖い」と語っていた出産お披露目 王室女性の扱いは中世並み?

 世界を驚かせたメーガン妃とヘンリー王子の“王室引退”の決断。その陰にはメーガン妃に対する「人種差別」もあるということはこれまでにも英メディア上で指摘され、論争の種となってきた。ここに来てまた、英著名女性作家がこの問題について言及した。作家は貴族社会の根深い問題であることを示唆した他、王室女性の出産が“見世物”化していると指摘。出産後のお披露目については、先日ポッドキャストの育児番組に出演したキャサリン妃も「正直、怖いものですよ」と語っていた。

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 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、メーガン妃に対する人種差別が“ある”と指摘したのは、ヒラリー・マンテルさん。英国でその年に最も優れているとされる小説に与えられる「ブリティッシュ・ブッカー賞」の受賞歴がある英著名女性作家だ。

 マンテルさんはメーガン妃を「被害者とまでは言わないが」と前置きしながらも「人種差別的な意図が含まれた中傷が今回の“王室引退”につながった」と話した。

 また「人種差別などなかったと言っているのは特権階級の人たち。面と向かって認めることはないが、この国の深い潜在意識には、まだそうした差別が残っている」とも語り、人種差別が英国社会の中に潜む根深い問題だと示唆した。

 さらにマンテルさんは王室女性について「妊娠や出産を見世物にして、中世の時代と同じような価値観で扱われている」と発言。アーチーくんの出産時に極力メディアの目を避けたメーガン妃の行動も擁護した。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)