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「満開の桜を洗濯バサミでお楽しみください」 まさかのアート作品に驚きの声 「とってもきれい」「生きているみたい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

日用品であることがこだわり 制作の裏側とは

洗濯バサミで作られた満開の桜【写真提供:岡本なう(@okaphotoart)さん】
洗濯バサミで作られた満開の桜【写真提供:岡本なう(@okaphotoart)さん】

 今回の作品で使用した洗濯バサミは、約500個。100円ショップや雑貨店、インターネットなどで購入したものを使いました。岡本さんには、洗濯バサミに色を塗るなどの加工を行わず、制作において接着剤も使わないというこだわりがあります。

 その理由について、「撮影後に日用品としての洗濯バサミに戻せなくなるためです」と明かしています。洗濯バサミの固定にはアルミワイヤーや園芸用の支柱などを活用しているそうです。

「洗濯バサミという存在に祖母の生き様が重なったように感じた」

クジラがジャンプする作品は、韓国の子ども向け雑誌にも掲載された渾身の一作【写真提供:岡本なう(@okaphotoart)さん】
クジラがジャンプする作品は、韓国の子ども向け雑誌にも掲載された渾身の一作【写真提供:岡本なう(@okaphotoart)さん】

 岡本さんが洗濯バサミアートに目覚めたきっかけは、2021年に他界した祖母でした。縁台で、西日に染まる洗濯バサミを見て「洗濯バサミという存在に祖母の生き様が重なったように感じた」ことが、現在の活動につながっているといいます。

 これまでに制作した作品のなかでとくに思い入れが深いのは、洗濯バサミで作ったクジラが水しぶきとともにジャンプするもの。透明な糸で宙に吊り、バケツで水を何度も運んで水しぶきを作り出した渾身の一作で、韓国の子ども向け科学雑誌では10ページにわたり特集の巻頭を飾りました。「これで良かった。こだわりは無駄ではなかった」と、誌面で完成形を目にしたときに強く確信したといいます。

 洗濯バサミという日用品を、美しいアートに昇華させる岡本さん。挟む構造やバネの強さ、重力や風といった多くの条件と向き合いながら、新たな作品に挑戦し続けています。

(Hint-Pot編集部)