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子ども抱っこで自転車…重大事故の恐れに国民生活センターが注意喚起
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子どもを抱っこしたまま自転車に乗っていませんか。この行為には、重大な事故につながる危険が潜んでいます。4月から自転車の交通違反に反則金が科される制度が始まり、正しい乗り方に関心が高まるなか、そのリスクを可視化した衝撃的な映像が、独立行政法人国民生活センターの公式X(ツイッター)アカウント(@kokusen_ncac)で公開され、注目を集めています。
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再現された3つの危険な事例
国民生活センターは春の全国交通安全運動に合わせ、1本の動画を投稿。「子どもを抱っこして自転車に乗ると、転倒や子どもが転落した場合、重篤なけがを負うおそれがあります」とメッセージを添えています。
動画は「子どもを抱っこして自転車に乗ることは危険です」という、静かな警告のテロップから始まります。まず映し出されたのは「ハンドルを大きく切れない様子」。子どもを体の正面で抱っこすることで可動域が制限され、角を曲がる際に通常よりも膨らんでしまう様子が再現されています。
続いて映し出されたのは、走行中にバランスを崩してしまった際の実験映像です。障害物を避けようとした瞬間、自転車があえなく横倒しに。とっさの事態に運転者は自分を支えることすらできず、抱っこされた子どもの頭が路面に叩きつけられてしまいました。
3つ目の事例は、さらに衝撃的な光景です。バランスが安定しないまま無理に漕ぎ出そうとした結果、運転者の脚の動きに押し出される形で、抱っこ紐の隙間から子どもがするりと落下してしまいます。また、映像の全編を通じて「※子どもを抱っこして自転車に同乗させることは道路交通法関係法令違反となります」のテロップも添えられています。
子どもの命に直結する、重大な違反であることを強く警告しています。
おんぶもNG 大人が責任を持って対策を
投稿に添えられたリーフレットでは、抱っこによる同乗の危険性が強く訴えられています。また、「子どもをおんぶして安全に自転車に同乗させることは困難です」とも明記されています。
製品によっては、自転車乗車時のおんぶ自体を禁止しているケースもあり、抱っこ・おんぶを問わず、不安定な状態で子どもを同乗させないよう注意を呼びかけています。
また、使用可能な年齢に達していれば、幼児用座席の使用やヘルメット着用も推奨。重篤なけがを防ぐため、大人が責任を持って対策することが重要です。
自転車に向けられる目が厳しくなっている今だからこそ、適切な方法で乗車できているか、見つめ直してみましょう。
(Hint-Pot編集部)