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「日本風にアレンジされて…」 ドイツ大使館が紹介した、日本でおなじみの料理 ドイツの味が日本で独自に進化ものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドイツ大使館のハインリッヒ・フッベ広報課長【出典:X(@GermanyinJapan)よりスクリーンショット】
ドイツ大使館のハインリッヒ・フッベ広報課長【出典:X(@GermanyinJapan)よりスクリーンショット】

 異国風の名前でも、実は日本で生まれだったという意外な料理があります。駐日ドイツ大使館が公式X(ツイッター)アカウント(@GermanyinJapan)で公開している、広報課長のハインリッヒ・フッベさんが、日本の中に息づく「ドイツのルーツを持つモノ」を紹介するこのシリーズ。今回取り上げられたのは、子どもから大人まで、幅広い世代に愛されているジャガイモ料理でした。

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「まったく同じではありません」 広報課長が明かす意外なルーツ

 ホクホクとしたジャガイモに、旨味たっぷりのベーコン。家庭料理や学校給食、居酒屋のメニューとしてもおなじみの「ジャーマンポテト」ですが、ハインリッヒさんによれば、これはドイツの伝統的なジャガイモ料理「Bratkartoffeln(ブラートカルトッフェルン)」をルーツに、日本で誕生したものなのだそうです。

 投稿された動画で、その違いについて「ジャーマンポテトは、ジャガイモを炒めたドイツ料理やベーコンポテトからひらめいたものですが、まったく同じではありません」と説明。ドイツのベーコンポテトは、下ゆでしたジャガイモとベーコンで作ることが一般的ですが、ハインリッヒさんは「ジャーマンポテトは日本風にアレンジされています」と語ります。

 その最大の特徴は、使われている調味料にありました。ドイツの家庭の味とは異なり、日本のジャーマンポテトには「みりん」や「だし」といった、日本特有の調味料が使われることが多いのだとか。和の旨味が加わることで、ごはんのおかずとしても親しみやすい、日本独自の進化を遂げたのです。

 さらに、ハインリッヒさんは「『農家の朝ごはん』という名前のドイツ料理が、日本のジャーマンポテトに一番近いのではないかという説もあり、なかなか奥が深いです」と紹介。「ジャガイモはドイツでは一番よく食べられている食品ですから、日本では、ドイツといえばジャガイモと思われているのは納得です」と話しました。

 この投稿に対し、リプライ(返信)には「ええ、おっしゃる通り、ジャーマンポテトは日本人の食生活に欠かせないです」「ドイツオリジナルではなく、日本でアレンジされていたのですね」「ブラートカルトッフェルンに似ているんですね。気づきませんでした」といったコメントが寄せられています。

 ドイツの食文化からインスピレーションを受け、日本の調味料で“魔法”をかけて生まれたジャーマンポテト。そこには、遠く離れた2つの国の文化が、食卓を通じて豊かに混ざり合った、温かな物語が詰まっていました。

(Hint-Pot編集部)