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「日本のルールを守ってくれる方はウェルカム」 在日ドイツ大使館が自国民にマナー向上を呼びかけし大反響
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史上最多の訪日外客数を記録した2024年。今年は昨年を上回る外客数が見込まれています。地域活性化など大きなメリットがある一方で、オーバーツーリズムに対する懸念も。とくに、マナーの悪い外国人観光客が問題視されています。そうしたなか、ドイツ大使館が公式X(ツイッター)アカウント(@GermanyinJapan)で、日本を訪れるドイツ人観光客に向けて発信。マナー向上を呼びかけて、注目を集めています。
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ドイツ人クリエイターの迷惑行為も背景に?
同アカウントは、「ドイツ人観光客の皆様」と題し、日本を訪れるドイツ人に向けて注意喚起しました。投稿には、ドイツ語で注意を書いた画像とともに、日本語でメッセージが添えられています。
「観光地の魅力を大切にしていくために、マナーを守り、配慮ある行動をお願いいたします。地域の環境やそこに住む人々への『敬意』を忘れずに旅行を楽しみましょう。旅行前に、日本の習慣など確認しておくことをおすすめします。この美しい国で充実したご旅行となりますように!」
こうした呼びかけの背景には先日、ドイツ出身の有名動画クリエイターが、日本の電車内やホームで迷惑行為を働く様子を投稿したことも関係しているとみられます。
大使館が行った投稿は、なんと2.7万件もの“いいね”が。リプライ(返信)や引用ポストには「注意喚起ありがとうございます! ドイツの方に日本での旅行を楽しんでいただけるとうれしいです!」「ありがとうございます。日本のルールを守ってくれる方はウェルカム」「人間としての常識なんだけれどな……」といったコメントが。
また、「ドイツ人観光客に限らずすべての観光客に心得てもらいたいことだし、外国に行くすべての日本人も心得ておくべきことですね」といった冷静な指摘もありました。
観光地に限らず、訪れた土地の魅力を守るには、一人ひとりが敬意を持った振る舞いを心がけることが大切。旅先でのマナーを、国籍を問わず大切にしたいですね。
(Hint-Pot編集部)